
擬宝珠の花・ぎぼし・花ぎぼし
鉄柵の透き間に見ゆる花擬宝珠 清水弓月
雨十日ぺたりと伏せし花擬宝珠 磯田なつえ
大歩危の奇巌の肌にぎぼし群る 巽 恵津子
兄恋ふや遺愛の擬宝珠芽生えたる 矢野愛乃
水音にそひて歩けり花ぎぼし 日野圭子
花売りの擬宝珠ばかり信濃処女 橋本多佳子
女人堂山の鈴ふる花ぎぼし 谷口とし子
花擬宝珠暮色とゞまりをりにけり 星野立子
湖明けて一襞もなし花擬宝珠 秋元不死男
錦帯の橋の擬宝珠に花のかげ 鈴鹿野風呂
ぎぼし咲く山へ揃へて宿の下駄 神蔵 器
サイトから一部資料・写真お借りしています
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます