端午の節句・鯉幟・子供の日・幟、鯉幟・吹流し・矢車・幟竿
基地囲む青田青垣鯉幟 沢木欣一
鯉のぼり苗代にうつる吉野谷 細見綾子
端午の日七味を買へる京の坂 栗田やすし
機関車の汽笛高らか子供の日 河原地英武
子供の日見つかるやうにかくれんぼ 梅田 葵
交番に国旗はためく子供の日 日野圭子
紙兜折つてすごせり子供の日 牧 啓子
紙兜被る看護婦端午の日 相澤勝子
七度読む絵本に寝つく子供の日 中斎ゆうこ
二階から見えたのはあの幟かな 森 鴎外
菖蒲の日一直線のレールかな 桂 信子
幟立つ男の国の甲斐に入る 能村登四郎
こどもの日小さくなりし靴いくつ 林 翔
だるい足組めば遠くに鯉幟 菖蒲あや
武者幟土佐路はなべて風高し 大石悦子
あはれさは粽に露もなかりけり 政岡子規
白磁には夢盛り易し笹粽 鍵和田釉子
一つづつ分けて粽のわれに無し 石川桂郎
いぢわるをされて粽の緒の長々 大石悦子
八十といへば粽を呉れにけり 星野麥丘人
くるりくるりまはしほどくや京粽 森澄 雄
サイトから一部資料・写真お借りしています