4月 10日

2024-04-10 05:42:42 | Weblog
                山吹・八重山吹・草山吹・濃山吹・面影草<山吹草・白山吹> 



          母あらば山吹明かく何言はん           細見綾子


          能郷へ山吹の花なだれ咲く            上田博子


          山吹のしだるる沢辺ザック解く          中野一灯


          山吹やほろほろこぼる砥部の里          三井あきを


          かんむりに山吹の花稚児の舞           夏目悦江


          山吹に遍き夕陽峠越ゆ              松本恵子





                    


                      ヤマブキ バラ科 ヤマブキ属 落葉低木
                      八重山吹の特に黄色が鮮やかなものを「濃山吹(こやまぶき)」と言うそうです




          水上へうつす歩みや濃山吹            杉田久女


          日を恋うてわが山吹も八重なりけり        橋閒石


          山吹の八重に漁師の妻姙む            右城暮石 


          一亭に一客のかげ濃山吹             鷲谷七菜子


          山吹や薪割る妻の一語勢             秋元不死男


          山吹の一重ばかりよ歌碑古りぬ          星野立子


          山吹の一重の花の重なりぬ            高野素十



          


                    



                      バラ科シロヤマブキ属 山吹とは別種で山吹は五弁、白山吹は四弁です




          山路きて山吹白く顔黒し             政岡子規 


          山吹の白は騒がしからずして           後藤夜半 


          枝道に枝道折るるやまぶき草           石川桂郎





                    




                      ケシ科クサノオウ属の多年草 花弁の数はヤマブキの5枚に対し、ヤマブキソウは
                      1枚少ない4枚。 またヤマブキの萼(がく)片が花後もずっと残るのに対し、
                      ヤマブキソウのものは開花直前に落ちてしまうという違いもあります。





                  サイトから一部資料・写真・知識お借りしています      
      
                     
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