芙蓉・酔芙蓉・白芙蓉 <季=秋>
妹逝く背戸の芙蓉の桃色に 細見綾子
雲助の溜り場跡や白芙蓉 栗田やすし
白きまま雨に昏れゆく酔芙蓉 矢野孝子
山裾の日暮は早し花芙蓉 夏目悦江
深川や樽に咲かせし酔芙蓉 関根切子
酔芙蓉根こそぎ掘つて足場組む 伊藤範子
捨て難き母の三味線白芙蓉 上杉和雄
志士駈けし伏見の路地に酔芙蓉 巽 恵津子
紅芙蓉咲き裏道を明るくす 伊藤靖子
藁しべを掴んでゐたり酔芙蓉 長谷川郁代
酔芙蓉まだほろ酔の塀の上 中根多子
酔芙蓉夕風立ちて紅きざす 山本正枝


朝な梳く母の切髪花芙蓉 杉田久女
一輪のはや大酔や酔芙蓉 水原秋櫻子
満目の雲となりつつ芙蓉閉づ 福永耕二
紅を刷く志功の天女酔芙蓉 黒川芳穂
風はらむはずみにひらく芙蓉かな 阿波野青畝
紅芙蓉鉄扉鳴らして出入口 右城暮石
胸の手のつめたく覚めし花芙蓉 鷲谷七菜子

ご自分と大切なご家族を守るために三密を忘れなく
密閉、密集、密接を避けましょう手洗い、うがい、マスクの着用 を日常に
もう少しの我慢です
妹逝く背戸の芙蓉の桃色に 細見綾子
雲助の溜り場跡や白芙蓉 栗田やすし
白きまま雨に昏れゆく酔芙蓉 矢野孝子
山裾の日暮は早し花芙蓉 夏目悦江
深川や樽に咲かせし酔芙蓉 関根切子
酔芙蓉根こそぎ掘つて足場組む 伊藤範子
捨て難き母の三味線白芙蓉 上杉和雄
志士駈けし伏見の路地に酔芙蓉 巽 恵津子
紅芙蓉咲き裏道を明るくす 伊藤靖子
藁しべを掴んでゐたり酔芙蓉 長谷川郁代
酔芙蓉まだほろ酔の塀の上 中根多子
酔芙蓉夕風立ちて紅きざす 山本正枝


朝な梳く母の切髪花芙蓉 杉田久女
一輪のはや大酔や酔芙蓉 水原秋櫻子
満目の雲となりつつ芙蓉閉づ 福永耕二
紅を刷く志功の天女酔芙蓉 黒川芳穂
風はらむはずみにひらく芙蓉かな 阿波野青畝
紅芙蓉鉄扉鳴らして出入口 右城暮石
胸の手のつめたく覚めし花芙蓉 鷲谷七菜子

ご自分と大切なご家族を守るために三密を忘れなく
密閉、密集、密接を避けましょう手洗い、うがい、マスクの着用 を日常に
もう少しの我慢です