8月 30日

2019-08-29 13:49:31 | Weblog
            赤のまま・赤のまんま・犬蓼の花・蓼の花・穂蓼・桜蓼・大犬蓼




     赤ままの花の濃くして去り難し         細見綾子


     蓼の花少し残りて野川かな           細見綾子


     赤のまま慰霊の丘に吹かれをり         下里美恵子


     良寛の行乞の地よ赤のまま           伊藤旅遊


     花蓼や水凹ませて風渡る            矢野孝子


     陶土掘る泥にまみれし蓼の花          武田稜子


     師の句帳よりはみ出せり桜蓼          小島千鶴


     赤まんま子供神輿の通る径           武藤光晴


     高札の薄れし文字や赤のまま          鳥居純子


     彩色の残る観音蓼の花             神尾知代


     藍の花染工房の屋敷畑             夏目悦江


     ままごとのひとりあそびや赤のまま       菊山静枝



          

           藍の花



     料理屋に隣れば赤き穂蓼かな          河東碧梧桐


     うつむきて歩く心や蓼の花           石田波郷


     ゴム長を穿きてふるさと赤のまま        右城暮石


     川風や大蓼の花荒るゝほど           飴山實


     犬蓼にある明るさよ野草園           青柳志解樹
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