8月 4日

2019-08-03 20:42:49 | Weblog
              花火・遠花火・花火舟・打揚げ花火・煙火




     花火見る茣蓙の上なる一家族           細見綾子


     大花火しだれて海にとどきけり          栗田やすし


     顔映る夜汽車の窓や遠花火            矢野孝子


     港町浮きあがらせて大花火            大石久雄


     フィナーレは煙の中や大花火           武藤光晴


     大花火果てて騒めく下駄の音           上杉和雄


     山の端に音無く花火揚がりけり          漆原一枝


     見えぬ目を研ぎ澄まし見る大花火         牧田 章


     花火果て潮の匂ひの路地帰る           金原峰子


     和太鼓を打ち終へし時花火かな          奥山ひろ子


     大花火果てみちのくの闇深し           上杉美保子


     舟宿の障子にひびく揚花火            日野圭子



          



     花火会城の樹木が障るなり            津田清子


     遠花火二つ三つ見て寝返りぬ           石田波郷


     閑けさや花火消えたるあとの星          日野草城


     闇がなほ濃き闇つくる花火後           能村登四郎


     遠花火終るとみえて矢つぎばや          橋閒石
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