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7月 2日

2018-07-01 20:35:33 | Weblog
      (  半夏生・半夏・半夏雨  )時候・七十二候の一つ・写真は烏柄杓、半化粧とも半夏生とも呼ばれている



漱石の座禅の寺や半夏雨             栗田やすし



隧道に苔の匂ひや半夏雨             国枝隆生



門前に智恵の餅売る半夏かな           小長哲郎



半夏生切口白き杉丸太              井沢陽子



能楽堂松に降り込む半夏雨            石川紀子



金槌で砕く黒糖半夏生              関根切子



咽赤く鴉鳴きをり半夏生             利行小波



味噌樽にたまり滲み出す半夏生          倉田信子



半夏雨上総暮しに慣れし庭            武藤光晴



半夏雨芥漂ふ渡船跡               日野圭子



医者嫌ひ通して傘寿半夏生            鈴木みや子



犬の子の長き手足や半夏生            前野一夫



抜かれゆく釘丸く反る半夏生           山 たけし



親知らず歯のうずきをり半夏雨          尾関佳子



フルートを遺影に奏づ半夏雨           松本恵子
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7月 1日

2018-07-01 06:30:02 | Weblog
               ( 山開き  )



枇杷の種弾みて富士の山開き           飯田龍太



お山開きし甲州街道となりにけり         富安風生



撒く塩の草に音たつ山開き            福田甲子雄



革靴で巡査来てゐる山開             栗田せつ子



山開幣振るたびに霧動く             長江克江



玉串は早苗よ苗場山開き             山下智子



指切れるほどの流れや山開き           生田美貴子



穂高背に開山祭のホルン鳴る           小田智子



護摩焚の煙の太し山開              中村たか



日を浴びて切幣舞へり山開き           藤田岳人



山開一位の枝で祓はるる             平松公代



木道にかはす笑顔や山開き            こころ
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