浮御堂

2006-04-10 16:59:15 | Weblog
     堅田浮御堂(近江八景)

 大津市本堅田町にある臨済宗の寺、満月寺の別名。山号、海門山。
 琵琶湖上に浮かぶように立つ。長徳年間(995-999)、源信の開基。千体仏堂

 やはり先日の乗連寺の句は添書き付きでの浮御堂とするほうがいいのだろう。

 
    さみだれのあまだればかり浮御堂   阿波野青畝

    鎖あけて月さし入れよ浮御堂     松尾芭蕉

    短日の水のひかりや浮御堂      久保田万太郎

    
 なんと美しい俳句なのだろう。このような俳句に出会うと俳句は詠むものでなく
 鑑賞するものなのか?などと臆病になる。
 
 句会が終わると脱力感がある。その脱力感は自分の詠んだ句を客観視させる時間だ。
 
 



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