俳句の日
俳句の日」は「は(8)い(1)く(9)」の語呂合せで、正岡子規研究家の坪内稔典らが提唱し、1991年に
制定しました。夏休み中の子供達に俳句に親しんでもらう日とされています。
また、俳句作家の上野貴子氏が代表である「おしゃべりHAIKUの会」によっても同日が「俳句記念日」が
提唱されていて、この日を「句会などを通して、俳句の楽しさ、奥深さ、季節感の大切さなどを
知ってもらう」ということを目的とした記念日としています。
羽黒山 芭蕉像
発句なり松尾桃青宿の春 松尾芭蕉
筆始しら魚しろき芭蕉の句 波多野恒子
郁子一つ芭蕉生家の文机に 宮下翠舟
与謝蕪村像
春をしむ座主の聯句に召れけり 与謝蕪村
蕪村の絵守る古寺のさくらの実 きくちつねこ
小林一茶像
めでたさも中くらいなりおらが春 小林一茶
落穂これは一茶の国の落し物 鷹羽狩行
良寛栄蔵像
夢さめて聞くは蛙の遠音かな 良寛栄蔵
良寛の辿りし峠草紅葉 沢木欣一
息きつて発句もできぬあつさ哉 正岡子規
冬座敷子規全集も古りにけり 大島民郎