露草・蛍草・かまつか・青草・帽子花・うつし花・月草
ツユクサ科の一年草で、可憐な青い花を開く。茎は三〇センチ以上になるが柔らかく地に伏して増えていく。
葉は長卵形で互生し古名を「つきくさ」というのは、花の汁を衣に擦り付けて染めたことに由来すると
言われ白花もあります
露草が咲きひろがりて水と空 細見綾子
露草へ寝かせて洗ふ石地蔵 武田稜子
露草やポスト食み出す日刊紙 森垣一成
露草や百観音はみな伏目 森 靖子
陶工の行き来の小径蛍草 倉田信子
露草の露のこぼるる仏みち 柴田孝江
つゆ草や出水がなせる江のほとり 水原秋櫻子
露草に雀もこゑを降らす禽 福永耕二
調教の鞭のかすめし蛍草 西村和子
くきくきと折れ曲りけり螢草 松本たかし
越の海露草晴といふべかり 飯島晴子
湖の国の青花摘の朝ぐもり 大野林火
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