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チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

お留守番中

2009-09-22 09:23:16 | 日常あれこれ


乾季の終わり、毎日強風で埃がすごい~。昼間はものすごく暑いです。

スタッフが戻ってくるのは今週後半。それまで夜の見張りはゴボトロ(「Gobo」と「Toro」)の役目です。

いつも早朝と夜、お散歩に連れて行ってくれるカムトおじさんが出勤してきたので、口輪をつけてお散歩準備完了。ゴボちゃんは拾い食い防止、トロちゃんの場合は鶏や猫を噛むのを防ぐため(汗)。

今日はH+3.そろそろ帰京ラッシュが始まります。今からWijahさん親子をピックアップしに中ジャワ・Berbesまで行ってきます。新しく延長した高速を通る予定。




避難マニュアル作成

2009-09-05 08:53:15 | 日常あれこれ


先日の地震ではいろいろご心配をいただきどうもありがとうございました。
地震と同時に起こった土砂崩れなどでも多くの犠牲者が出たようです。
ご冥福をお祈りいたします。

チレボンでは私が覚えている限り、Majalangka県を震源とする震度2程度の地震があったくらいで、今回の(たぶん)震度3は天地がひっくり返るくらい驚いたみたいです。「(断食中なので)自分の体調が悪くて眩暈がしている」と思った人も多数いたようで(汗)。

職人さんが蝋描きをしている場所の上部分には鉄骨構造の建物があり、レンガ、セメント、タイル(床全体)などかなりの重量。それを4本の鉄骨で支えているだけなので考えると結構冷や汗です。とりあえず「火を消して安全な場所に避難する」という避難マニュアルを作成して工房のあちこちに貼りました。「ナベをかぶる」というのは職人のおじょうさんたちに大受けしましたが、、、チレボン語で書いたので皆、しっかり読んでね。






Belimbing Sayur

2009-08-31 08:00:28 | 日常あれこれ


(ワタシは参加していませんが)世間は断食の真っ最中。一日2食なのでなんとか栄養のあるバラエティに富んだメニューをということで、頭を捻っています。

昨日はカルフールで目をつぶって「鳥の足パック」を大量に買って来ました。これはスタッフ達の大好物。コラーゲンがとれそうですね。素揚げしてケチャップ(甘い醤油)と香辛料で煮るとのことです。

市場でケチャップの絞りかす、「Ampas Kecap」(黒大豆)を買ってきて炒め物もよく作ります。その際に欠かせないのが「BelimbingSayur」。酸味を出すのに使います。無い場合は青いトマトで代用するのですが、現在、家にある木に実が沢山なっているので取り放題。これは市場やスーパーではあまり見当たらないのでありがたいです。




キッチン菜園

2009-08-27 13:52:00 | 日常あれこれ


断食月も1週間近くが過ぎました。例年のことですが、物価がジワジワと上がりつつあります。

くず野菜を使ってキッチン菜園を始めました。とりあえず、大根、ねぎ、スープセロリ、香菜などを水栽培しています。最近、前の庭を整備したので、つるむらさきやモロヘイヤ、ゴーヤーの種なども蒔いてみました。東向きなので午前中は外に出して陽に当てています。刻んで味噌汁の具の一部くらいにはなるかなぁ。楽しみです。

そろそろTHRの査定、レバラン用の衣料の買出しなどをしなければいけないのですが、どうも園芸に逃避する日々・・・・・。白生地は相変わらず毎日ウィジャ様に説教されていますが、とりあえずプリミシマ1反トゥルスミのBatik Novaで買うということでごまかしました(笑)。



合同お誕生会

2009-08-19 09:42:44 | 日常あれこれ


このごろ、夜になると雨が少し降るようになりました。埃が少しは少なくなるかなぁ。相変わらず蚊は凄いです。毎晩蚊取りラケットを振りまくる日々。

さて、昨日は、懸案のお誕生会をしました。ワタシが7月、コマールが8月ということと、たまたま7月は日本にいたので誕生会をしそびれ、今回、合同で開催(?)することに。「前倒し」はいけないそうですが、遅れる分にはOKだそうです。

職人さんたちにはいつものケンタッキーボックスです。バタークリーム満載のケーキは30x40cmの特大バージョンにしました。毎年冷や汗の年齢大公開ロウソクは今年はなし(笑)。職人さんたちに「Panjang Umurnya~」を歌ってもらってケーキカット。





ミニミニベチャ、リニューアル

2009-07-13 08:34:08 | 日常あれこれ


乾季特有のカラカラ天気、なぜか蚊が大量発生中。陽射しは強いのですが、風があるので涼しく感じます。湿気の多い日本の夏に比べてこの時期のジャワは過ごしやすい。でも、現地の人は寒く感じるらしく、体調を崩す人が多いですね。

さて、ミニミニベチャの塗装、完成しました。オバカ筆に愛想をつかせて仕上げのアウトラインは油性マジックと修正ペンで描きなぐる、というせっかちぶり。よってインドネシア的には高額の仕上げ剤は線が滲むので結局使えず(皆には内緒。)・・・。何事もやってみないとわかりませんよね、トホホ。



ミニミニベチャはちゃんと動くのですが、小さすぎて大人は漕げません。5-6歳くらいかなあ。通常は子供に時間制で貸し出したりするらしいです。うちの場合は玄関のお飾り、会う人毎に無理やり「Bagus, Ya!」って言わせてます。

ペンキ画、楽しかったので、今度は本物のベチャ買って描こうかなぁ。レバラン、暇だし。2万円くらいで買えるらしいです。日本で質のいい筆買ってこようっと(←まだ筆のせいにしている)。本当はMy Bajajが欲しいのですが、ジャカルタ以外では運行出来ない???




ミニベチャ、第二の人生

2009-07-04 23:24:22 | 日常あれこれ


なんのこっちゃ?????のタイトルですが・・・・・。

ずっと玄関の前に飾ってあったBecak Mini、ついに手放すことにしました。最近オートバイ通勤のスタッフが増えているので駐車スペースを確保するためです。

これは(たぶん)数年前に購入したもので、当時50万ルピアほどでした。ベチャのいろいろな部分に描かれたイラストは芸大中退のコマールの甥っ子クリスティアン君の作品です。名残惜しいなぁ。

パチェ工房の染め師で本職は競技自転車コーチのカムトおじさんが自宅に持ち帰り、修理して1時間2000ルピアで近所の子供に貸し出すとのことです。まあ、いいお小遣い稼ぎになるし、ベチャにとっても使ってもらったほうが幸せかなぁ、と。カムトおじさんは自転車の修理は職業柄上手ですし。

実はうちにはもう一台ミニベチャがあり(←オバカ~)、こちらはワタシがバチック製作そっちのけで現在リノベーション中です。ACEへ行って高い塗料やら仕上げ剤やらマスキングテープ買いまくっているんで、このお金で新しいベチャ一台買えちゃうかも(汗)。明日は工房お休みだし、お絵かき三昧しようっと。


くるみボタン

2009-06-12 22:34:06 | 日常あれこれ


パチェ工房には縫製担当が4名います。通常、染め上がったものをいろいろなアイテムに加工するので大忙しなのですが、バティック職人(特にテンボック担当)の出勤率が悪いと染めがなかなか進まないため、縫うものがなくなってしまうことも。

停電のような非常事態の場合もミシンは使えないので、バリの手織物生地で作った小さなテディベアの綿詰め。これはすでに縫製済みのパーツを常備してあります。仕事がとっさに思いつかなかったり、付属品を切らしている場合も同様。暗号は「Kumachan」(笑)。

Kumachanの他にもう1種、隙間仕事を開発しました。くるみボタンのヘアゴム作り。中国製のくるみボタン製造機(?)、大活躍です。画像は左から穴あけの指導をするコマールさん、縫製のエティンちゃん、イワン君、アヨさん(右にあるのがくるみボタン製造機)。ボタン用の生地も手描きで作っています。こんな小さな柄を蝋描きさせられる職人さん、大変だぁ。脱帽です。