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チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

スマラン

2008-05-08 15:19:49 | インドネシアの風物詩


コマールさんのPerkututの買い付けにくっついてスマランまで行ってきました。チレボン~スマランは車で約5時間。以前に比べるとずいぶん道も良くなっているし(ボコボコではありますが・・)思ったより楽な道程でした。スマランでも雨に降られたのですが、帰り道ずーっと大雨でびっくりしました。5月なのに・・・。

スマランではPecinan(華人居住地区)の中にある南洋ホテル(HotelNendraYakti)に宿泊。旧日本軍が使っていたのかな?ここは以前に華人研究をしている友人と一緒に泊まったことがあります。設備は古いのですが、まあまあ、きちんとしているかな。スマランのPecinanは有名な大覚寺をはじめ、廟だらけ。なんだか異国に来たような感じですね。

鳥の買い付け部隊はPerkutut輸入業者の家で口を半開きにしてお目当ての鳥が鳴くのを待っているため、そんな悠長な人たちには付き合っていられん!ということで、運転手とチビお手伝いちゃん・ディタをつれて(エンペラーペンギンサイズ)スマラン探索。しかし、道が分からないのでどこに行くのも大騒ぎ。結局、自力で行き着けたところで、テキトーにお食事などいたしました(全体的に甘いのでチレボン人の口には合わず・・・)。Nasi Ayamとか食べたかったんだけどなー。心残り。その代わりというか、お土産にスマラン名物・BandengPresto、Wingko Babatなどお土産の思いっきり大人買いをし戻ってきました。

写真はサンポーコン。中国からの使節団を率いてきた・鄭和(Laksamana Cheng Ho)を祭る廟です。


チルメイ山

2008-03-21 19:59:38 | インドネシアの風物詩


更新を思いっきりサボってしまいました。
もう3月後半、これから初夏にかけては日本で展示会などに出展させていただく機会が多いので取りまとめに慌てているところです。

チレボンは昨日がMuludan。王宮の宝物、PanjangJimatが夜の街を練り歩きました。職人さんたちも早めに仕事を上がって、街に繰り出したとのことです。チレボン市民というより周辺の町や村などからアンコットなどをチャーターしてやってくる人々で夜遅くまで賑わっていました。

さて、工房の裏の空き地に自然に生えていたKayu Randu(パンヤの木)。あまりにも高くなってしまい、このままでは周辺の家が危ないということで、地主さんが切り倒しました。そうしたら、今まで大木で隠れていたCiremei山が2階から見えるように。なんだか、得した気分。




Cuti Bersama

2008-02-09 09:24:21 | インドネシアの風物詩


Imlekが過ぎ、15日後の元宵節(CapGoMei)までが毎年雨季の峠というところ。今年のImlek、木曜日だったので、このまま週明けまで連休に突入か?と思っていたら、なんと政府の「Cuti Bersama」という政策を変更したとのこと。

たしかに昨年末のIdulAdha~クリスマスにかけては連休続きで関税局が1週間休みになり、EMS受け取りに難儀したことがあります。効率、悪いんでしょうねぇ(もともと良いとはいえないし)。当然の方針変更でバンドンあたりのホテルはキャンセル続出だったとか。お気の毒です。7日にImlekを祝った華人の商店は翌日からしっかりお商売開始していました。「1日休めば十分だ」って。さすがだ~。




恭喜發財

2008-02-07 08:25:13 | インドネシアの風物詩


春節、早朝から大雨が降っています。Imlekは数年前から祝日になりましたが、職人さんたちはフツーに出勤してきます。

恒例のDodol。今年は75kg購入しました。1kgが4個に相当するので300個です。職人さんやご近所はもちろん、馴染みのベチャ屋さんなどにも配ります。特別お世話になっている方には特製バッグに入れて(画像)。Dodol4個が入ります。

Dodol、昔は各家庭で手作りしていたとのことですね。練るの大変だっただろうなー。チレボンで販売されているDodolの殆どはTegalで作られたものです。

それではTahun Tikus(鼠年)、よい年になりますように。



春節

2008-02-06 09:38:21 | インドネシアの風物詩


明日は春節、Imlekです。この時期はいつも雨が多く、先週はジャカルタがまた洪水に見舞われて大変でした。空港が閉鎖されたりしたのには驚きました。初めてだとのことです。でも、いつも空港に向かう高速を走っていると水面(川だったかマングローブの生えた池?)より低い部分があるんですよね。どうして高架にしないのか、謎???だったのですが。

さて、春節。中国文様は大好きなのでいろいろ作っちゃいました。画像は「太平有象」ペンギンちゃんバージョンです。通常は童子ですね。




スハルト大統領

2008-01-28 00:27:43 | インドネシアの風物詩


昨日、第二代インドネシア大統領・スハルトが27日亡くなりました。
過去の人ではあるものの1998年まで32年に及ぶ長期政権だったためもあり、現職大統領が亡くなったような騒ぎになっています。官公庁は7日間もに服し、半旗を揚げるように、などとのユドヨノ大統領のお達しも既に出ています。まあねぇ、ユドヨノ大統領はじめ現政権の中枢にいる人たちもスハルト政権下で出世していったので、恩義もあるのだと思います。

日曜日の夜はいつもMetroTVで放映される「NewsDotCom」という政治パロディを観るのが楽しみ。しかしさすがにメディアも自主規制か、どこのチャンネルもおちゃらけた番組はやっていないようです。

この番組にはスハルトのそっくりさん(どこでこんなそっくりなじいちゃんを見つけてきたんだろう、といつも感心)、スハルタさんというのも登場しているのですが、スハルト亡き後、スハルタさんの運命はいかに。ちなみに「声」はButetJogjaが担当しています。で、よけい、そっくり。スハルト氏のインドネシア語はジャワ訛りが強く単語の語尾の「K」などは聞こえません。「バティック」も「バテェ」という感じ。1998年の暴動に続く政権交代の際は、たまたま一時帰国していたため日本のテレビ局で字幕起こしをしていましたが、聞き取りづらく苦労しました。

OrdeBaru時代の功罪がいろいろ語られているスハルトですが、庶民にはなかなか人気が高いです。ウィジャさんのお母さんなどは前回の選挙でもスハルトに入れる(出てないっていうねん)と断言するほどのスハルト贔屓。
理由は「Dulu, harganya murah-murah,jeh」(昔は物価が安かったし~)だそうです。おばちゃん、自分の給料も安かったことはすっかり失念しているようです。

ここのところの物価上昇はさらに厳しく、先日遊びにきた元運転手も一日おきに断食しているなどと言っておりました。職人さんのダンナさんもここ数ヶ月仕事がないなどという人もいます(家具作りは現在不況)。ユドヨノ大統領、正念場のようです。











雨季

2008-01-21 08:36:40 | インドネシアの風物詩


旧正月(Imlek)が近づいてきています。この時期、毎年雨が多いのですが、ここ数日は夕方、ドドッと降るようになりました。市内の各所でも道路が冠水、排水溝の整備が良くないところが多いようです。

インドラマユ方面に向かう途中の(チレボン県)グヌンジャティ廟近辺の4つの村は腰のあたりまで水が来ているそうです。こおあたりはBondet川、Condong川と比較的大きな川があるのと、海岸から500mなので、満ち潮の時などは川の水位がかなり上がります。

洪水は毎年、雨季に繰り返し見舞われますが、治水対策の不備など人災の面もかなりありますね。昨日、Kuningan方面に遊びに行ってきましたが、道路に薪が積み上げられているのをあちこちで見ました。灯油の入手が難しいので薪を探す人が増えているのだと思います。森林伐採が進むとますます洪水が増える・・・、早く燃料供給を安定させて欲しいものです。


値上げ!!

2008-01-09 08:23:53 | インドネシアの風物詩


うーん、はっきりしないお天気です。明日がイスラムの新年ということですが、特に行事などはないそうで、工房はいつもどおりのことです。メッカ巡礼のハジたちも続々帰国しています。

灯油不足はまだまだ深刻で、確保に難儀しています。あちこちの灯油屋さんにポリタンクを預けて前払いしておいて、入荷したら取りに行ってます。職人さんもいろいろ伝手をたどって入手しているそうです。小売価格も上がってますね。この際だから・・・、という便乗値上げでしょうか?

小麦粉や食用油が高くなっているためか、Gorenganが1000ルピアから1250ルピアに値上がりしていました。ここは高いのですが大きいしいい素材を使っているので人気屋台です。値上げしたにもかかわらず行列が。私はDageを呼ばれる(インドネシア語ではOncom)テンペのような発酵食品のGorenganが好き。まあ、自分のためというより、お手伝いさんやスタッフのお食事用によく買います。場所はJl.Pulasaren、夕方よりの販売です。





Selamat Tahun Baru 2008!

2008-01-01 00:30:34 | インドネシアの風物詩


Selamat Tahun Baru !
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

干支文様、ネズミをいろいろ作ってみたのですが、体が小さいのでなかなか形になりづらい(イセンを入れるスペースがない!)・・・ということで、ペンギンや猫と絡ませて誤魔化しています。年女なんですけどね~(汗)。

パチェ工房、2008年は職人さんの入れ替わり(結婚・出産など)がいろいろありそうで、前途多難な見通しですが、まあ、その時々の状況に合わせて楽しい作品を作っていきたいと思っています。





OLD&NEW

2007-12-31 18:17:52 | インドネシアの風物詩


あああ、今日はOLD&NEWだというのに、雷混じりの雨空です。トランペット売りの皆さんが心配・・・・・。今日の午後、LPG(プロパンガス)と灯油探しのついでにトランペットを大量に仕入れてきました。1個2500ルピアなり。

2007年のお仕事納めですが、職人さんたちにはあまり関係なさそう。恒例のトランペットを配って「じゃあねぇ~、明日は休んじゃうからねぇ~!」という雰囲気で賑やかにトランペット吹きながら帰っていきました。トゥルスミから馬車をチャーターして今夜街を練り歩こうと計画している職人さんもいました。雨がやめばいいんですけどね。

2007年もいろいろありましたが、職人+スタッフ一同、皆、元気で年を越せて良かったです。テンボックのUnimahちゃんも29日に無事、男の子を出産したとのことです。年が明けたらお祝いに行ってきます。

写真のバティックはOLD&NEWの様子です。皆様、良い年をお迎えください。