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チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

大統領選挙

2009-07-08 10:17:15 | インドネシアの風物詩


7月8日。本日は大統領選挙の日です。前々日に突然、選挙カードがなくてもKTPで投票が出来るようになりました。二重投票とか、大丈夫なのかなぁ。。。ギモン。指のインクなんてすぐに取れそうだし。今回過半数を超える候補が出ない場合は9月に決選投票するそうです。

職人さんの半数近くはまだお子様なので選挙権は持っていないのですが、とりあえず今日は工房もお休みなので、ミニミニベチャの塗装に励みます。

側面にはメガムンドゥン(雨雲文様)を描いてみましたが、線がガビガビ。これではテンボックのお姉さま方の失笑と買いそうです。メガムンドゥンの線描はバティックの場合、最初の白い線はイセン職人が描き、段階的なグラデーションはテンボック職人が担当します。チャンティンでもあんなにきれいに出来るのに・・・・・80年代に「ヘタウマ」のイラストが流行りましたが、これじゃー「ヘタヘタ」だわ。




Toko Besiで買った安物の筆が悪いんだ!、、、、、とりあえず筆のせいにしておきます。





大型連休

2009-04-10 09:06:45 | インドネシアの風物詩


総選挙、開票が進んでいるようです。今のところ現職大統領の民主党が優勢です。まあ、ジャワ島以外の開票が進むと組織力の強いGolkarなどがある程度、盛り返してくるかもしれません。投票に行ってきたウィジャさんが「SBY(大統領)の写真を探したけどがなかった」って騒いでました。で、何がなんだか分からないから適当に印付けて帰ってきたとのこと。TVoneやMetroをよく見ていて、Kompas紙購読しているコマールまで同じことを言っているのであきれかえりました。まあ、たしかに選挙ごとに方式が変わるので煩雑ですよね。

さて、本日は「キリスト受難の日」で国民の祝日、昨日から続いて4連休となります。工房の職人さんは関係ないので金・土は通常通り出勤予定です。







Pemilu 2009

2009-04-09 12:10:36 | インドネシアの風物詩


昨日からの雨も上がり、本日は朝から快晴。平日ですが、国会議員・地方議会議員の一斉選挙のため工房もお休みです。今回から用紙に穴を開ける「Coblos」ではなく、「V」マークを記入する「Contreng」方式になりました。これって、何語起源?なんとなくジャワ語のような雰囲気? しかし、ワタシの持っているKamus Besar Bahasa Indonesia(Edisi III)には載っていません。

今回は案内状は届きましたが選挙カードはなし。うーん、手抜きかなぁ?各地で選挙用紙や投票箱が足りないという騒ぎになっているようですが、大丈夫なんでしょうか???案内状が来ないと言っている知人もいました。

スハルト政権時代の3政党から選ぶ選挙と異なり雑多な政党が乱立し、しかも国会、州議会、県(市)議会と選挙用紙を何枚も「Contreng」しなければいけないようで、投票も開票も時間がかかりそうですなぁ。






総選挙

2009-03-25 06:23:44 | インドネシアの風物詩


4月9日は5年に一度の国会議員&地方議会議員の選挙。街中に政党の旗や「Baliho」と呼ばれる候補者の巨大なポスターが林立しています。キャンペーンは日替わりのため、政党間の諍いはかなり減っている様子。スハルト政権崩壊後、すでに3度目の総選挙なのでずいぶん慣れたというか落ち着いたムードです。MetroTVやTVOneなどでは盛んに討論会などが放映されていますが.....

画像はインドラマユ近郊の漁村の停泊中の漁船。政党の旗をたなびかせています。でもよく見るとGolkarとPDIP、GolkarとDemokratとか相反する政党の旗を1隻の船に掲げてあって、いいのか!?もらったから使っているだけなんでしょうかねぇ。

そういえばスハルト政権崩壊直前のまだ政党が3つしかなかった頃(Golkar, PPP, PDI)、東ヌサトゥンガラ州のルンバタ島に滞在していたことがありました。丁度選挙キャンペーンが行われていて、漁師の皆さん、Golkarの黄色いTシャツをうれしそうに着ていたのを思い出しました。でも実際はPDIに投票していたようです。



Muludan

2009-02-15 08:27:56 | インドネシアの風物詩


カスプハン王宮の前のJl. Pulasaren、「Martabak」屋台と「Tahu Petis」屋台が増えたなぁと思っていたら、Muludan(中ジャワではSekaten)が始まっていました。3月8日の晩がいちばんにぎやかだとか。

この時期、カスプハン王宮、カノマン王宮の敷地内は様々な出店や屋台で埋め尽くされます。とりわけカスプハン王宮のアルンアルンは観覧車などの乗り物を楽しむ親子連れで賑やかです。

さて、コンパス紙で面白い写真を見つけました。「Tong Setan」。直訳すると「悪魔の樽」、大きな樽の中を遠心力をうまく利用して複数のオートバイと自転車を使って曲芸を見せる出し物です。上演の合間に休憩している一座の様子を上の観客席から撮影したようです。いい写真ですね。

縄跳びや跳び箱が苦手だったワタクシにはとても驚異的・・・タイミングが悪くてぶつからないだろうか、とか考えないのでしょうねぇ。「必ず出来る」、「失敗しない」と確信する力、迷わない心がスバラシイですね。まあ、ただの命知らずともいえますが(汗)。

Muludanに行くと、子供の頃に住んでいた藤沢・遊行寺の開山忌を思い出します。いつか天気のいい日に遊びに行ってみようっと。







もうすぐ春節

2009-01-23 09:48:09 | インドネシアの風物詩


春節(Imlek)が近づいてきました。今年は1月26日です。パチェ工房では毎年お世話になっている方や職人さんたちにDodolを配ります。とりあえず300個購入してきました。Tegal産の「Matahari」という商標のもので、1kg(4個)が14000ルピアです。25kg入りのDodolのダンボール、重い!

縫製職人さんが通常の仕事の合間にDodolギフト用のバッグを製作中。今年はペットボトルが入るサイズにしました。縦に4つDodolが入ります。カトゥラ師匠やトゥルスミの同業者の友人たちに毎年上げているのですが、好評です。ラッキーカラーはなんといっても「赤」なのでバティック部分は黄色ベースにしました。おめでたいかんじですね。


大晦日

2008-12-31 22:25:28 | インドネシアの風物詩


大晦日なのに、歯医者に行き2時間以上待たされて(インドネシア名物・医者の順番の割り込み続出。いつもはこんなことないのに!)、夕食時だったのでお腹が空いてしまい診療しないで帰ってきました。文庫本1冊読んじゃった。今度はDSとかお絵かき帳とかも持っていこう(トホホ)。

大晦日、恒例のトランペットの「大人買い」をしてきました。今年はいつものタイプのほかに龍の顔が付いているものなどバリエーションが沢山あって選ぶのが大変。新製品は高めなのですが、やはり目を引くのか良く売れてました。写真のものが15000ルピア。職人さんも大喜びでラッパ吹きながら帰宅していきました。夕方から降り始めた大雨、夜には上がったので街は賑やかです。

2008年、チレボンのスタジオパチェを訪問してくださった皆さん、ジャカルタのセミナーや日本での展示会にいらしてくださった皆さん、どうもありがとうございました。

燃料問題(灯油)、職人さんが海外出稼ぎ(どうやら悪徳)エージェントに連れ去られるなど、工房のほうも今年はいろいろありました。手描きバティックをめぐる様々な状況は決して明るいものとはいえませんが、現状の職人さんたちと少しでも良いものを作っていきたいと思います。

2009年がよい年でありますように。



クリスマスギフト

2008-12-24 14:06:28 | インドネシアの風物詩


クリスマスイブなのに歯医者の予約が入ってます~、トホホ。

今年のクリスマスのギフトはこんな感じにしました。友人のアリちゃんにチーズ風味のクッキーを作ってもらい、Bandungのパッチワーク屋さん「AGAPE」で購入したクリスマス柄の折りたたみプレートの上に置いて、パチェ工房のこれまたクリスマス柄の携帯ポーチを付けました。うーん、可愛い(自画自賛)。

工房はクリスマスは関係なく、職人さん、がんばって作業中。クリスマス休暇で帰省したり観光に来ている人が多く、チレボンの街もにぎやかです。





Selamat Idul Fitri 1429H

2008-10-01 11:51:59 | インドネシアの風物詩


本日はHari Raya Idul Fitri。朝から晴天です。Solat Ied(断食明けの集団礼拝)の後、Mas PicisとBapak Kamtoが出勤してきています。レバラン当日出勤するとボーナスが出ます。

Mas Picisはベチャ屋になって流離っているうちに勤めていたホテルを首になり、本当のフータローに。同業者の妨害に遭ってベチャ屋も廃業し、何故か首になったホテルに寝泊りして(このあたり、不思議ですねぇ、ジャワって)うちの染めを手伝っているというおっさんなのです。昨晩は家族の元に戻って一緒に断食明けを祝ったとのこと。

Bapak Kamtoは孫の入院費でTHRを丸ごと持っていかれてしまい、レバラン用の費用を前借。でも、レバラン休暇うちに寝泊りして稼ぎ、返却する予定。皆、大変だなぁ。

まあ、とにかく、パチェ工房職人さん&スタッフ、無事にレバランを迎えられて良かった。

Selamat Idul Fitri 1429H
Mohon Maaf Lahir & Batin.





新札

2008-09-25 01:16:11 | インドネシアの風物詩



昨日あたりから、THR狙いのベチャ屋さんが来るようになりました。なじみのベチャ屋さん、Mang Jangkung, Mang Ujang, Mang Ikinには上着と金一封を用意しているのですが、例年通り全く知らないベチャ屋までやってきます。

皆で窓越しに覗いては「知ってる?」、「えー?知らない~」と相談、最終的には5000ルピアくらいは上げる羽目に。コマールに「ここの主人の名前は何だ?」と聞かれても、「えー?Kajiだよ。バパ・ハジ(ちなみに先祖が福建省出身の華人コマールさんはハジではありません)。」と、ノラクラごまかす見知らぬベチャ屋さん。事前に聞き取り調査するという段取りは踏んでいないようです(笑)。染めの自転車おじさん、カムトさんを「バパ・ハジ」と呼んでいるベチャ屋さんまで出現。現場は混乱しております。

レバランには子供たちに新札でおこずかいを上げる習慣があるので、この時期、小額紙幣の新札を用意します。ま、お子様だけでなく、大人たちにも配らなければいけないので沢山両替してきました。この札束、10万ルピア札だったらいいんだけどなぁ。

さきほど夜11時、いきなり呼び鈴が。こんな時間に何事?と思ったら、近所のイスラム学校の詰め所で寝泊りしているおっさんが「ワシにもTHRください!」。勘弁してくれ~。