子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

最近の小児科外来の状況

2021-01-03 18:30:12 | 雑記
新しい年になりました、

新型コロナ感染症の患者数の増加が毎日伝えられていますが、
小児科は今のところ切迫した状況ではありません。

小児の新型コロナ感染症が今の所は少ない。
子ども同士の感染が少なく、成人の患者さんを発端者とした感染(特に家族内感染)が多い(裏を返せば、患者さんとの接触歴がなければ新型コロナの可能性は非常に低い)。
小児がかかっても幸い症状が軽いことが多い。
といった状況で、問診である程度トリアージが可能といったこともあり小児科では切迫した状況にはなっていません。

当院で新型コロナ感染症の確定診断した方も今の所いません。

さらに、インフルエンザやRSウイルスといったこの時期に流行する感染症もほとんど発生していないため、
小児科の外来は非常に落ち着いています。

1月2日に松戸市夜間急病センターの当番で行ってきましたが、そこでも患者さんは少なく小児の感染症が少ないのがわかります。

これから状況は変わってくるかもしれませんので注意は必要だと思いますが、
予防接種や乳児健診を含め、必要な診察の受診控のないようにしてください。