子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

インフルエンザ

2008-01-13 11:02:53 | 雑記
年明けは落ち着いた出だしの小児科外来でしたが、幼稚園や学校が始まり、インフルエンザの発生が増えてきました。

まだ、大流行といったことではありませんが、診療圏内各地域より偏りなく発生しており、ここ1週間発生数が日に日に増えており、今後の状況に注意が必要だと思います。

予防も大切ですが、インフルエンザになってしまった時には、他の人にうつさないように心掛けるようにしてください。

熱があるのに、熱が下がったからといって日が経っていないのに、学校や職場に出かけたりしないで、十分休養をとるようにして下さい。
インフルエンザかどうかはっきりしていなくても、風邪気味で体調が悪い時には無理をせず休むことも必要だと思います。
咳がでているような時には、「せきエチケット3か条」を心掛けて下さい。

インフルエンザ流行対策は、個人個人の予防や治療だけではく、多くの人が正しい知識と意識をもって社会全体で取り組まなくてはならないことだと思います。
通常のインフルエンザに対する対応が出来ていないような社会意識では、今後発生が危惧されている「新型インフルエンザ」には到底対応出来ないのではないかと思います。