和英特許翻訳メモ

便利そうな表現、疑問、謎、その他メモ書き。思いつきで書いてます。
拾った用例は必ずしも典型例、模範例ではありません。

日航123便墜落事故陰謀論:ファンタジーに水を差す(2)

2024-07-05 00:48:32 | 日航123便

違和感の一つは、成立していないように聞こえる会話。例えば(18:27:10、事故当日の実時間、動画の左上表示)でACC(Tokyo Area Control Center:東京航空交通管制部、通称東京コントロール、所沢)が緊急事態の内容(nature of emergency)を聞いているのに、応答が聞こえない。何が異常なのか、不明なら不明と、先ず第1に伝えるはずでは?

別の違和感は本当に完全に制御不能(uncontrol)なのかという点。CAP(機長)は最初から最後まで「ライトターン!」、「レフトターン!」、「頭上げろ!」、「コントロール取れ!」などと指示しており、COP(副操縦士)が「ハイ!」と従っており、「利きません!」や「ダメです!」などとは言っていない。どころか、18時40分頃から山梨県大月市上空をぐるり一回転して高度が大幅に下がった(22000ftから17000ft)後、相模湖のあたり(18:44:46)でF/E(機関士)が「フラップ(注:離陸・着陸時に展開する主翼後縁胴体寄りの可動部分)出しましょうか?」と問い、CAPが「まだはやい」と答えている。「まだはやい」との返答は、いずれフラップを降ろす=着陸準備に入る、ことが前提のように思える。さらに続いてCOPが「ギア(車輪)降りてますか?」、F/E「降りてます」と答え、一層着陸準備をしているようにも思える。さらに数分後の18:47には高度9000ft(約3000m)まで下がり、横田は18:45:35頃から盛んに受け入れ態勢完了(Yokota Approach on guard.)と繰り返している(ただし、If you hear meと続くので交信は成立していないらしい)。

目前には横田基地の長大な3000mの滑走路が見えている。

 

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