パネル三枚
今回の作品展の準備です。
作品は何とか書き終えました。
これから、裏打ち、表具ですが、まずは、不足分のパネル三枚を作りました。
搬入まであと二週間、まだまだ作業は続きます。
30cm✕60cm、厚さ2.4cm、三枚です。
きれいに出来ました。
パネル三枚
今回の作品展の準備です。
作品は何とか書き終えました。
これから、裏打ち、表具ですが、まずは、不足分のパネル三枚を作りました。
搬入まであと二週間、まだまだ作業は続きます。
30cm✕60cm、厚さ2.4cm、三枚です。
きれいに出来ました。
書展案内状
突然ですが、ささやかな書展をすることになりました。
画廊喫茶でするのはとても久しぶりです。
急な話でしたが、ご縁があって嬉しく思います。
時間がないので、パソコンとプリンターでセルフプリントで作りました。
お近くに来られることがあれば、もののついでにお越しいただければ幸いです。
パネル作り
寒中お見舞い申し上げます。
寒いですね。
外になんか出なくないのですが、急にほぼ一ヶ月後の個展が決まったので、これから作品作りです。
寒いので身体の動きは悪いし、だいたいいつも外で揮毫するので、気温が低く雪模様では、当然書く気にはなれません。
そこで、まずは、パネル作りから。
と思い、はじめてはみたものの、やはり寒いので、とりあえず二つで今日は止めておきます。
篆刻・刻から木印の完成へ
布字から、いよいよ刻。
椿材は堅いのでなかなか刻すのは時間がかかります。
普通の彫刻刀では彫れません。
木の枝の小口ですから、小口版画用の刀を使います。
いきなり太い線は刻せません。
だから、時間がかかるのです。
しかし、肝腎なところは石印材と変わりません。
布字で印した線の境界をちゃんと刻せば良いのです。
この線が一発勝負、書としての篆刻の醍醐味です。
線が決まれば、後は要らないところをひたすら掘ってっていくだけです。(あえて掘ってとしました。)
ある程度できたら、印泥を着けて押印してみます。
当然、刻し残しや気にいらない線が出てきます。
そこで、補刀です。
これが、補刀前。
これから、修正のために刻しては押印を繰り返します。
今回は8回程繰り返して完成としました。
ご覧の様に、字の線のところはあまり補刀していません。
最初の刻を大切にしています。
「正人」です。
布字・マジック転写で
いつもなら、印面に直接鉛筆や油性ペンで布字をするといういい加減なことをしているのですが、今回はきっちりと印稿から布字という手順を踏みました。
といっても、簡単な方法です。
本来ならば、墨と朱墨を使い小筆で鏡を見ながら写し採るのです。
私も昔はやっていましたが、どうも時間がかかって…。
早く刻したいという欲求に負けて、この方法で、数分で布字です。
といっても、墨で書いた印稿をレーザープリンターにかけてコピーしなければなりません。
コピーのトナーがシンナーで溶けて印面に着くという原理です。
だから、買い物のついでにコンビニのコピー機のお世話になります。
そのコピーした印稿をコピー側を印面にあてて貼付け、黄色のマジックインキをぬって、押しあてれば、ちゃんと転写しています。
ちょっと薄くても、だいたいの輪郭が見えれば大丈夫。
こんな具合いで転写すれば、布字の出来上り。
後は線に沿って刻すだけです。
(写真撮る前に、ちょっとフライングしてしまい、少し刻の跡あります。)
印稿を作る
いつもは結構いい加減で、印面に直接油性ペンで書いたりしていますが、今回はきっちりと印稿を書きました。
これから気に入ったのを選んで転写です。
(原寸大 墨)
印面を整える・椿材
最初に整え終えた印材のビフォーアフターの写真です。
(ほぼ同じ大きさのもののペーパーをかけ
る前と後です。)
久しぶりに印作成の依頼がありましたので、印材を選んで、早速印面を整えることからはじめます。
今回は、伐ってから30年以上寝かした椿の枝です。
椿材は堅い木ですが、石印材の様には刻せません。
ちょっと面倒ですが、木ならではの温かみが好きです。
これは、太さが直径4cm程の楕円形です。
これをサンドペーパーで印面を整えていきます。
最初は荒い目のペーパーからかけて、段々と細かくしていくのが早くきれいにできる方法ですね。
これは木工作業の常識です。
まずは木工用の普通のサンドペーパー#80から、そして#120、#240、#400と両方の印面にかけてから、水ペーパーに替えて#600、これで側面も汚れを落として、最後に#1200で仕上げです。
なぜ両方の面かというと、この段階ではどちら側に刻すかまだ決めていなかったからです。
印材によっては、最初から決まるのですが、この材はどちらでもいけそうなので、手に持った時にしっくりきて、押印しやすいことを考えて、印面を決めようと思います。
まあ、二面とも刻してみて、良い方を選び、反対側はまた削ればいいだけです。
これだけの作業ですが、ちょっと汗をかきました。
印が出来上るまではまだまだですが、とりあえず、まず一歩前進です。
柿渋塗り
アート ではありません。
表装の裏打ちしたものを貼る台に柿渋を塗っていたところです。
昨年、何度も裏打ちで使って破れたもので、新たに台紙となる鳥の子を貼ってから柿渋を塗る作業です。
残念ながら、手持ちの柿渋の残りが少なかったので、途中で終わり。
まるでアート、前衛書か?
ともあれ、このまま、次に柿渋を手に入れるまでお預けです。
ムラだらけですが、重ねて塗れば強くなるでしょう。
今はこの無臭柿渋を使っていますが、昔は無臭のなんてなかったので、とても、とても臭かったのを思い出しています。
(3尺×6尺)
書・野に咲く花のように
明日から教室の皆さんの公民館での展示。
昨日まで皆さんの作品の裏打ちや表具をしていました。
で、ふと、自分のがないことに気がつきまして、午後から揮毫。
そして、なんと、夕方に裏打ちをしてみました。
にじみもせずなんとかクリア。
今朝は簡易掛軸にしてみました。
なんとも、いやはや…。
泥縄ですね。
(作品は半紙)