デジカメぶらりぶらり

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マグロ

2008-12-04 07:45:02 | Weblog
泳ぎ続けていないと死ぬ、マグロも、その一つ。止まっていても、口の開閉で海水をエラに送り、酸素摂取できる魚とは違い、口をあけて泳ぐことで海水を導き入れ、エラに通して呼吸しているため、彼らにとって泳ぎをやめるとは、すなわち窒息死である。

従って、その種の魚には泳ぎ続けるのに必要な持続性の筋が多くなる。それが、瞬発力に富む白筋に対する赤筋。

タイなどの「白身」に対し、マグロのような魚が「赤身」なのはそんなわけだ。人でも、やはり持久力が勝負の長距離走者の筋は、赤筋が占める割合が高いという。

マグロにもいろいろあって、最高級がクロマグロだが、つい最近、東部大西洋などでの来年と再来年の漁獲枠を2割削減することが国際委員会で合意された。

ところが、さらに中西部太平洋のメバチマグロの漁獲量を3割削減するとの提案が出てきた。比較的安価な「普及品」のマグロだけに、規制が決まると、むしろ打撃はこちらのほうが大きそう。

海洋資源の保護も大事だろう。だが、日本の好物が、また一つ食卓から遠ざかるかと思えば、やはり寂しい。