デジカメぶらりぶらり

デジカメのほやほやの写真をご覧下さい。

ゴミ

2007-10-10 07:18:33 | Weblog
今はもう秋。だれもいない海・・・さすがにそんな季節になった。猛暑だったこともあって今年の海水浴場などはひときわにぎわった。

それだけに今どきの海岸はひと夏を過ぎたわびしさが漂う。だれもいない海。だが海岸を見渡すとあるある、ずいぶんゴミがある。

日本各地の海岸で大量の漂着ゴミが見つかっている。たとえば対馬では、韓国、中国、台湾から出たものが多い。

では日本の漂着ゴミは?データ不足だかむろん大流出国と考えられる。太平洋で鳥の体内から日本製のプラスチック製品が見つかった例もある。

スモッグ、漂着ゴミ・・・日中韓が取り組むべき課題は実に多い。

仮面

2007-10-08 07:49:48 | Weblog
奈良県桜井市で今度は古墳時代初期(3世紀前半)ごろの仮面が見つかった。木製のものが見事に残っていた。

豊作祈願など祭事に使われたという。むろん国内最古である。時代を知る貴重な資料になりそう。

仮面は祭事、そして芸能にかかわりを持つ、私たちの国で知らされているのは能面である。能関係者はそれを“おもて”と呼ぶそうだ。

おそらくは以前・・・平安、鎌倉時代に面形(おもてがた)といっていたことからきたものらしい。

仮面をかぶっているような表情をよく見かける。たとえばすべてマニュアル通りに対応する定員さん、ホテルマン。

むろん政治家にもいそう。そういえば組閣後、記念写真にみる内閣の表情は仮面を思わせた。

本懐

2007-10-06 06:43:23 | Weblog
もはや旧聞だが“女子の本懐”は今年の言葉として残るのではないか。小池百合子元防衛大臣の退任会見での発言である。

なにが本懐なのかは判然としないが安倍改内閣のその後を考えると先見であった。時代は古くなる。1917(大正6)年の9月27日、栃木県の渡辺はまさん(23)は見事に女子の本懐を遂げた。

念願の東京警視庁の自動車試験に合格したのである。わが国女性ドライバー第1号。話題になった。東京の自動車学校に通い自動車会社で見習いをして合格した。

大正デモクラシーの時代を思う。以来90年。女性ドライバーは珍しくなくなった。男女を問わず安全運転こそ本懐と心得るべきだろう。


中学生らしい

2007-10-04 06:39:01 | Weblog
京都千代田区は地球温暖化対策条例を策定するに当たり、前文づくりを中学生に任せることにしたそうだ。

環境問題を子どものころから考えてほしい、との思いもあった。環境学習に力を入れている区立九段中等教育学校に依頼し、一年生の各クラスの代表となる4人が知恵を出し合うことになった。

憲法や教育基本法の前文を読むことから作業は始まったが、中学生には難しい文章だった。もっと易しい言葉で気持ちを伝えられないか。

案を持ち寄り話し合う中で、会話調が「中学生らしい」と思いついたという。「今よりもっと千代田区を緑でいっぱいにして『緑の区,千代田』と呼ばれるようにしたいね」「そうだね。経済だけでなく環境対策でも中心地となる千代田区になったらいいな」。

先ごろまとまった前文は550字から成り、最後に「次の世代の人々に美しい地球を残しましょう」と呼びかけている。

4人は本当は「大人のみなさん、もっとしっかりしてね」と言いたかったかもしれない。

口紅

2007-10-02 06:46:59 | Weblog
近年、今どきになると日本語が話題になる。文化庁が「国語に関する世論調査」を発表。慣用句などの間違いを指摘するからである。

「熱にうかされる」を「熱にうなされる」と覚えたりする人は珍しくない。もはや言葉の乱れにいちいち驚かなくなった。

だが日本語にはきれいな響きもありますよ・・・と伝える場がもっとあっていいのではないか。

例えば「紅箸」(べにはし)。辞書にはあまり載っていないが美しい語感である。いわば女性のマナー用語かもしれぬ。

食事時、箸先に口紅が付くことを言う。ついたら箸袋に入れて隠したりする。要は見た目の美しさ。

紅箸を心得ている方はたとえば電車の中で化粧などなさらないだろう。