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2009-06-23 06:23:09 | Weblog
W杯出場を決めて再び時の人になったサッカー日本代表の岡田監督が、講演で披露した愛の進化論がある。

優しい愛を語った監督も、選手と一緒に酒は飲まない。選手の仲人もしないと言う。監督業には、愛とは裏腹な冷徹さが求められるからだった。

どんな名選手も、いつか力が衰え首を切るときが来る。普段から仲良くしていてはその非情な宣言はできない。

仲良くなくていい。嫌いでもいい。互いに力を認めあうチームが強くなるのだと力説していた。

おなじ勝負の世界でも祖父伝来の「友愛」が看板の政治家・鳩山総務相に、愛の進化論は通用しそうにない。

日本郵政社長の首切りには非情そのものだ。逆に総監督役?の麻生首相が非情になれないようようで、党内は混迷の体である。

ひとつの個人プレーがチームワークを乱し、手痛い敗北を喫することがある。「チームが勝つためには人を切る。勝てなかったら責任を取る」。岡田監督のさわりである。

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