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インターネット

2012-10-06 07:07:04 | Weblog
インターネットでアルバイト情報サイトなどを運営する「リプセンス」(東京・渋谷)が東証一部に上場する。

社長の村上太一さんは25歳。マザーズ上場から10ヶ月でのスピード昇格だ。笑顔を絶やさないごく普通の青年である。冷蔵庫もなく、テレビも映らないマンションに一人暮らし。

学生時代に起業した会社を最年少で上場させる経営手腕とはうまく結び付かない、主力事業は若者向けの情報サイト「ジョブセンス」。アルバイトを雇いたい企業はサイトに無料で広告を出す。

それを見て応募した人を採用した時に初めて広告費を支払う。成功報酬型も業界の常識を覆す発想だが、さらに驚かされるのは採用が決まった人に最大で2万円の「結い金」を支払うことだ。

昨年支払われた結い金は9600万円。自社の利益を減らして顧客に還元する姿勢が若者から支持を集める。「お金のために人は働かない。それはもはや大きな流れです」と上坂徹さんのインタービューに答えている(『リプセンス』日経BP社)。

経営理念は「幸せから生まれる幸せ」。顧客を幸せにすることで、自分たちも幸せになる。ひたすら利益を追求する前の世代の起業家とは価値観が違う。「お金、お金という社会の価値観に惑わされない世代かもしれません」と村上社長。物欲のない世代が社会を変える。そんな予感がする。

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