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善と悪

2009-03-09 07:00:12 | Weblog
京都の仏像盗難事件の犯人は、盗んだ仏像を「信仰心から、毎日拝んでいた」と言う。盗人に拝まれた仏様は困ったろう.慈悲深く、盗みを許したのか。あるいは、早く捕まり悔い改める機会を作ったのか。

ある大学入試試験の国語古文にドキッとする出題があった。「人の妻を盗みし人あり」と。不倫妻が料理に毒をいれ、夫が口にしようとした。隠れていた密通男は、思わず「食べるな」と叫び、宿敵の命の恩人になったとの話。

人の本性には「善」があるとの趣旨で、模擬解答には「道徳や倫理を踏み外した者でも、他人が危険にさらされる時には善に従って行動する」とあった。

人間でさえこれくらいだがら、仏の心はさぞ深かろう。不適切な政治献金も「出所は問わず」に頂く、善を信じる政治家がいる。

お金に「毒」が入っているか疑うなどもってのほか。ひたすら手を合わせようと聞こえる。矛盾に満ちた人の世だ。

善も悪も、理屈と膏薬(こうやく)と同様どこにでもつく。

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