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監督

2013-06-14 06:53:15 | Weblog
自己顕示欲がさほど強くはなく、周囲と強調して事を運ぶことを好む。自他ともに認める日本人の特徴だが、実は、サッカー日本代表監督のザッケローニさんの自己分析でもある。

監督には、日本の水が合ったようだ。だからという訳ではないが、この国の清々しい水が生み出すワサビが大好物。2010年代表監督に就任して最初の黒星は平壌での北朝鮮戦。

「(入国の際)ワサビを没取されガッカリした。それで負けた」と冗談を飛ばしたくらいだ。そのワサビに負けず、鼻の奥をツーンとさせるような試合で、日本代表が5大会連続で、ワールドカップの切符を手にした。

世界に先駆けての出場決定は、まさに「日の本の国」の面目躍如だ。ザッケローニさんは東日本大震災の翌日、母国イタリアに帰国した。心配する家族を安心させるためだったが、被災者支援のチャリティーマッチをやると聞くと、すぐさま日本に戻ってきた。

そして、日本サッカー協会の小倉純二名誉会長に言ったそうだ。「日本で監督をやる大きな意味を見つけた」。この年の夏には母国の新聞にこうも語った。
「日本人はいつも笑顔で親切だが、今は震災のショックがある。日本代表の選手たちの目にも痛々しさが見られる」。

4日夜、ザッケローニさんは、戦い抜いた選手たちだけでなく、日本中の目を、喜びで輝かせてくれた。

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