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歴史

2011-08-25 07:37:09 | Weblog
私たちの終戦記念日は8月15日。米英や旧ソ連のそれは、9月2日。二つの日が招いたゆがみが今も日本外交に影響を与えている。

8・15を境に、わしたちの周囲では戦争を語り継ぐ声も平和を訴える叫びもピタリとやむ。が、いくさは終わっていなかった。シベリヤ抑留や中国残留邦人などの悲惨な出来事が起こり、悲劇は9・2を過ぎてもまだ続いた。

歴史を学ぶ難しさをあらためて知る、降伏文章に署名した重光葵外相の歌がある。「願はくば御国の末の栄行き我名さげすむ人の多きを」。占領を受け入れた私を軽蔑してほしい。仕方あるまい、という同情は無用。祖国再建と繁栄のために、自分は歴史の汚点になろう。

こんな覚悟の為政者がいたのである。さげすまれても本望、という高い志が歴史に名を残し、手柄を焦る昨今の為政者は汚名を残す。皮肉な真理も教わる。

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