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メダル

2010-02-26 07:38:29 | Weblog
100分の数秒差でメダルを逃がした、という五輪選手が続出するのを見ると、なんと非常な競技なのだろうと思う。

そんなわずかな差を実感することは、日々の暮らしではまずない。精密な時計が、差をはじき出す。人が作ったものだから、絶対に狂わないという保証はないだろうが、「今のタイムはおかしい」と文句をいう選手やコーチはいない。

計測は正しいと言う信頼がないと、競技はめちゃめちゃになる。水戸黄門の印ろうに似ている。劇中、ここぞという時にご老公一行が印ろうをかざす。

相手は悪知恵にたけた代官や商人なのに、それにニセモノの疑いをかけるワルはいない。そろってその威光にひれ伏し、退治される。悪人たちも素直なのである。

計測は正確であり、印ろうは断じて本物である。取り決めが守られてこそ、競技やドラマに夢中になれる。

そんな当たり前のことに思い至るのは、日々の紙面にルール違反や似た話が絶えないからか、五輪の会場にも、世間の風は吹く。禁止薬物のおきては大丈夫だろうか。

悲しいことに、世の中には印ろうの威光などハナにもかけぬ連中もいる。


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