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水泳

2013-09-10 07:06:51 | Weblog
1896年にアテネで開催された第1回の近代5輪で、水泳は4種目で競われた。100メートル、400メートル、1200メートルの自由形と、100メートル自由形・水兵の部である。

この時の400メートルの優勝タイムは8分12秒6。現在の世界記録は3分40秒07。とてつもない進歩だ。最も第1回大会での自由形で、選手らはどうも今のクロールでは泳いでいなかったようだ。

両手で交互に水をかき、ばた足で進む泳法が大会に登場したのは、1902年らしい。豪州の15歳の少年が、ソロモン諸島の先住民の泳ぎに倣ったという斬新な泳法で、観衆を驚かせた。

当時それは「泳者は水の中にいるというより、水の上を這って登っているよう」と評された。「這う」は英語で「クロール」。「豪州流這う泳ぎ」は最速の泳法として、自由形を席巻していく。

日本では18歳の少年が新たなページを開いている。体格がモノを言う自由形で日本人は活躍できないとされてきたが、萩野公介選手が世界選手権の400メートル自由形と200メートル個人メドレーで銀メダルに輝いた。

勝負強い泳ぎと同様に、その言葉も実に鮮やかだ。「日本人は(自由形で活躍)できない」なんて、一度たりとも、思ったことはない」。先入観という古い殻を突き破っていく、まさに「自由形」の18歳だ。

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