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DNA

2012-06-13 07:16:00 | Weblog
また一つ、無実の訴えが司法の扉をこじ開けた。1997年に起きた東電女性社員殺害事件で、強盗殺人罪により無期懲役が確定していたネパール国籍ゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者について、東京高裁が再審開始を決定した。

形の執行も停止され、釈放された。昨年、新たに行われた現場遺留物のDNA鑑定で、マイナリさんのではない別の人物のDNAが検出されていたのだから、高裁が「第三者が真犯人との疑いを否定できない」としたのは当然だろう。

不可解なのは、そんな重要な証拠の吟味が、その時点に至るまでなされ得なかったこと。もし捜査段階で実現しておれば起訴されなかった可能性さえあるのではないか。

捜査当局に、彼が犯人だとの「決めつけ」があったと見られてもしかたがあるまい。いや、マイナリさんの家族の目にはそれ以上、「仕立て上げ」と映っているかもしれない。

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