デジカメぶらりぶらり

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Ⅰケ月

2011-04-14 07:13:57 | Weblog
あの3.11から間もなく1ケ月、冷え切った列島に桜前線が北上し、遅い春が来たかのように見えたのは幻だった。

M7.1。震度6強。阪神大震災に匹敵するエネルギー。これで余震だという。東北三陸沖に潜むのはいった何か。どこんで傷めつければ気がすむのか。なぜこんな目に遭わないといけないのか。

被災者でなくとも思う。阪神大震災以来16年で、震度6強を何度体験したか。能登、中越、福岡。日本列島に住むことは数年ごとにどこかでだれかが大震災に遭うことを意味している。

千年単位の地震研究が大切と言われている一方で、身近で続く震災のひどさにがく然とする。過去の災害を忘れる前に、また新たな災害が襲ってくる。その中で、春には桜が咲き、秋には稲が実り、水産物が水揚げされ続けた。

自然の恵みに感謝し、雪月花をめで、「美しい四季の日本」に疑問をもつことはなかった。自然の過酷さは忘れ、美しさを賛美し、倒れればまた立ちあがる。日本人は偉いと思う。

いま、大震災の悲惨さを前に複雑な思いがないではないが、そう思わないと前に進めない。