イギリス「BBC放送」のベリカード(その2) です。
(1974年) テムズ川に架かる、「ロンドン・ブリッジ」を描いたスケッチのカードです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/b1/67ba29f9a509214c0a936b3800871203.jpg)
青地と白地の2種類があります。画家で、美術評論家のアドリアン・ティントリーさんの作品です。
74年もう1枚は、「ウィンストン・チャーチル首相」が葉巻をくわえ、Vサインをしているところです。この年は、チャーチル生誕100周年にあたっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/83/6933423298d99f4a32216f863f7919ba.jpg)
イラスト化して背景が消されてしまってよくわかりませんが、このシーンは、集まった兵士たちに向かってVサインをしている写真が、元になっているのではないでしょうか。チャーチルは、第二次世界大戦での勝利への強い意欲を表現するために、あちこちでVサインをしていました。
余談ですが、Vサインにまつわる「都市伝説」として、チャーチルが原爆投下の報を聞いた際にVサインをしました。それを見た記者が「それは勝利を意味するヴィクトリーのVか」との質問に、「これは平和を表すピースのサインだ。この2本、広島と長崎に投下された2発の原爆によって世界の平和が完成された」と答えたという話です。それ以降、Vサインは、ピースサインとして良く使われています。
(1980年) 「エリザベス女王が馬に乗っている姿」のスケッチで、50歳代の頃のです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/81/864c5624ccc0702d829c72dfe0551d52.jpg)
エリザベス女王は、今年4月21日で90歳の誕生日を迎えられました。1952年に25歳で即位した女王は、64年を超える在位となり、年齢ともに歴代国王の最長記録を更新中です。
(1982年) 1932年12月19日から、国際放送を「開始して50年」にあたることから、発行された記念のベリカードです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/17/487f537c1ccf97cc0eb9276d99cf999f.jpg)
北極を中心にした「世界地図のデザイン」で、これは英国本国からの送信である18080kHzを聴いていただいたものです。
話が少しそれますが、スタジオのある放送局舎から国内送信所への通信に、あるいは、海外にある送信所(中継局) へは、通信衛星ではなく、短波を使っていた時期がありました。
そうした中継波として知られていたのが、放送波でもあった18080kHzです。放送バンド範囲外の周波数になっていて、ロンドンからシンガポール中継局への無線回線でもあり、この波の状態が悪くなると日本語放送が出なくなってしまう、と言われていました。
本当にそうなのか、また、いつ頃まで使われていたのか、よく知りませんが、1985年のカードには18.08(MHz) が記入されていますので、この頃までは使われていたようです。
(1983年) 「日本語放送開始40周年」を記念した、横長のカードです。中央に、BBCの紋章が描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/e1/c2c27dbfc9d1b9f3124d7aada7bd9ecc.jpg)
1983年は、また、国連が定めた「世界コミュニケーション年」にあたっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/31/ae95eebf0328e5eda989ce8725880c51.jpg)
そんなことからなのか、高さ174mのポスト・オフィス (ブリティシュ・テレコム)・タワー、略して「BTタワー」の先端部分の写真です。1964年に完成した電話とテレビ中継塔です。
2枚目は、イギリス南西端のグーンヒリー・ダウンズ地上局の「衛星中継用パラボラアンテナ」の写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f7/12c4e1436e3cda4232adaf174659350f.jpg)
大西洋上の通信衛星を使い、1962年にアメリカとのテレビ生中継に成功しました。
83年3枚目は、伝統行事の写真です。
テムズ川にいる白鳥の所有者を、くちばしにつけた傷で確認する15世紀からの行事「スワン・アッピング」です。
ワイン取引ギルドと繊維製造・染物ギルドから発展した2つの会社が区分けをし、目印がないのが王室所有となるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/e9/a459fbdb49abd7effc2388b80d163f2d.jpg)
昔の王室では、白鳥料理は宴席の貴重な料理だったといいます。今は料理にされるのではなく、毎年7月に頭数調査を行なうのが目的になり、また、傷をつけるのではなく、リングをはめているそうです。
(1974年) テムズ川に架かる、「ロンドン・ブリッジ」を描いたスケッチのカードです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/98/2b8d05b57e482085a13bb0e402c4cde2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/b1/67ba29f9a509214c0a936b3800871203.jpg)
青地と白地の2種類があります。画家で、美術評論家のアドリアン・ティントリーさんの作品です。
74年もう1枚は、「ウィンストン・チャーチル首相」が葉巻をくわえ、Vサインをしているところです。この年は、チャーチル生誕100周年にあたっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/83/6933423298d99f4a32216f863f7919ba.jpg)
イラスト化して背景が消されてしまってよくわかりませんが、このシーンは、集まった兵士たちに向かってVサインをしている写真が、元になっているのではないでしょうか。チャーチルは、第二次世界大戦での勝利への強い意欲を表現するために、あちこちでVサインをしていました。
余談ですが、Vサインにまつわる「都市伝説」として、チャーチルが原爆投下の報を聞いた際にVサインをしました。それを見た記者が「それは勝利を意味するヴィクトリーのVか」との質問に、「これは平和を表すピースのサインだ。この2本、広島と長崎に投下された2発の原爆によって世界の平和が完成された」と答えたという話です。それ以降、Vサインは、ピースサインとして良く使われています。
(1980年) 「エリザベス女王が馬に乗っている姿」のスケッチで、50歳代の頃のです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/81/864c5624ccc0702d829c72dfe0551d52.jpg)
エリザベス女王は、今年4月21日で90歳の誕生日を迎えられました。1952年に25歳で即位した女王は、64年を超える在位となり、年齢ともに歴代国王の最長記録を更新中です。
(1982年) 1932年12月19日から、国際放送を「開始して50年」にあたることから、発行された記念のベリカードです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/17/487f537c1ccf97cc0eb9276d99cf999f.jpg)
北極を中心にした「世界地図のデザイン」で、これは英国本国からの送信である18080kHzを聴いていただいたものです。
話が少しそれますが、スタジオのある放送局舎から国内送信所への通信に、あるいは、海外にある送信所(中継局) へは、通信衛星ではなく、短波を使っていた時期がありました。
そうした中継波として知られていたのが、放送波でもあった18080kHzです。放送バンド範囲外の周波数になっていて、ロンドンからシンガポール中継局への無線回線でもあり、この波の状態が悪くなると日本語放送が出なくなってしまう、と言われていました。
本当にそうなのか、また、いつ頃まで使われていたのか、よく知りませんが、1985年のカードには18.08(MHz) が記入されていますので、この頃までは使われていたようです。
(1983年) 「日本語放送開始40周年」を記念した、横長のカードです。中央に、BBCの紋章が描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/5e/094f7ef771ab652015bbe927d2677287.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/e1/c2c27dbfc9d1b9f3124d7aada7bd9ecc.jpg)
1983年は、また、国連が定めた「世界コミュニケーション年」にあたっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/31/ae95eebf0328e5eda989ce8725880c51.jpg)
そんなことからなのか、高さ174mのポスト・オフィス (ブリティシュ・テレコム)・タワー、略して「BTタワー」の先端部分の写真です。1964年に完成した電話とテレビ中継塔です。
2枚目は、イギリス南西端のグーンヒリー・ダウンズ地上局の「衛星中継用パラボラアンテナ」の写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f7/12c4e1436e3cda4232adaf174659350f.jpg)
大西洋上の通信衛星を使い、1962年にアメリカとのテレビ生中継に成功しました。
83年3枚目は、伝統行事の写真です。
テムズ川にいる白鳥の所有者を、くちばしにつけた傷で確認する15世紀からの行事「スワン・アッピング」です。
ワイン取引ギルドと繊維製造・染物ギルドから発展した2つの会社が区分けをし、目印がないのが王室所有となるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/e9/a459fbdb49abd7effc2388b80d163f2d.jpg)
昔の王室では、白鳥料理は宴席の貴重な料理だったといいます。今は料理にされるのではなく、毎年7月に頭数調査を行なうのが目的になり、また、傷をつけるのではなく、リングをはめているそうです。