土曜も日曜も雨。そんな天気予報は不確実な予測流布。
それで家にこもって裏切られても、誰も憎む相手はいない。
結果、さしたる雨は降らないでいてくれる。
バスで日暮里あたりまで連れて行ってもらい、適当なバス停で降りる。
私の中の東京のフォルム。
目をつむっても、勝手に指でなぞらえるでこぼこ感。
それはまだ現存する。
経済価値とは真反対だから、のがれ得て、まだ露地でひっそり。
ラヴホテルの真となりに神社仏閣・住宅・繁華街・・・すべてが乱雑にミックスされた都市。
四次元空間的。
低い土地から坂道を上り、山の手へ向かいカーヴを描く道程。
その視野の上側には冬を間近にした白い空。肌寒い。
1983年今頃、胃かいようだったピロリの秋の日と一致する。
あのときの場、急こう配。晩秋の風景。
道は多方面に伸びる。いずれを選ぶかは大した理由はない。
理由は必要ない。らせんのように、同じ通りにぐるぐる戻ってしまってもよい。
その断片は次第に旅を形成し、好みの場所への愛着が根付く。
数十年歩いた末の愛着が、あちらこちらに落ちている。
■デペッシュ・モード 「君の写真」1982■
それで家にこもって裏切られても、誰も憎む相手はいない。
結果、さしたる雨は降らないでいてくれる。
バスで日暮里あたりまで連れて行ってもらい、適当なバス停で降りる。
私の中の東京のフォルム。
目をつむっても、勝手に指でなぞらえるでこぼこ感。
それはまだ現存する。
経済価値とは真反対だから、のがれ得て、まだ露地でひっそり。
ラヴホテルの真となりに神社仏閣・住宅・繁華街・・・すべてが乱雑にミックスされた都市。
四次元空間的。
低い土地から坂道を上り、山の手へ向かいカーヴを描く道程。
その視野の上側には冬を間近にした白い空。肌寒い。
1983年今頃、胃かいようだったピロリの秋の日と一致する。
あのときの場、急こう配。晩秋の風景。
道は多方面に伸びる。いずれを選ぶかは大した理由はない。
理由は必要ない。らせんのように、同じ通りにぐるぐる戻ってしまってもよい。
その断片は次第に旅を形成し、好みの場所への愛着が根付く。
数十年歩いた末の愛着が、あちらこちらに落ちている。
■デペッシュ・モード 「君の写真」1982■