こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2012年7月14日 土曜日 「7月の上野」

2012-07-14 14:11:26 | 写真日和

今日、今年初めてのエアコンを付けた。

世の中「節電」と叫ばれているが、一般家庭がエアコンを付けないでも、総電力に対する影響力は実は大して無い。
総電力の削減の一助にはならない。
むしろ、外置きから排出される暖気が、街のヒートアイランドを助長する面。
それが、ノラネコたちへ影響することを考えたい。

電力の8割が産業界が占め、残り2割の家庭電力。
そのうち、他の電気機器が発する電力に比較すれば、やっている側の気持ちや気分は良いが、エアコンを切ることのみが節電には直結しない。
捻じ曲げられた流布に基づいて、室内で熱中症にかかり、死んだら元もこも無い。
戦中に、贅沢は敵だ、というスローガンに近いものを感じる。
それを真に受けて死んだ人々を思い出す。

適度に付け・適度に消すこと。
そこに扇風機を絡めて、より滞在する環境の空気温度を効率よく下げる。
それが心身ともに一番良いのだろう。

自分には、「節電」と叫びながら、その一方で、サウナで水をだくだく使うに始まり、観光も含めて、公的場所でエネルギーを消費者気分で使いたい放題の人々への違和感が去らない。

***

昨夜、ビールをたんまり飲んで憤死した割には、9時に起きた。
暑さへの「エコ」には、裸族でパンツ一丁に、うちわ。
これが一番良い。

脳に夏のスイッチが入ったのか?
細野さんの1982年作品「フィルハーモニー」を、エンドレスで聴いている。

■細野晴臣さん 「ホタル」( Liminescent)■


この「ホタル」は、当時のドラマ「北の国から」の蛍ちゃんをイメージして、細野さんは創ったという。




【LDKスタジオ】

***

先週、老父の兄弟が、趣味で描いていた絵が入選したというので、お付き合いで父と上野へ出向いた。
中国から億単位のカネを払って「借りている」パンダで騒ぐのを一瞥し、美術館に向かった。






























館内の方に断りを入れたら、写真撮影は良いと言われて、好きな絵を撮る。


















コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2012年7月13日 金曜... | トップ | 2012年7月15日 日曜... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夏の合図。 (さくりん)
2012-07-15 10:05:45
湿度と揉め事の一週間を脱ぐはずが、かえって眠れず
明け方に自転車でうろうろ。
三日月と星とが生暖かい風と雲間に見え隠れするのと
行く先々で猫さんたちが活動するのを愉しく観察しました。

かたちんばさんから「裸族」の言葉が聴こえるのも、夏の合図のひとつ。
季語みたいなものでしょうか(笑)

ビー玉、
メダカにホテイアオイが涼しげですね。
ホテイアオイが、こうして花を咲かせているのは初めて見ました。

路地琴、どんな音なのでしょうか…想像…

上野の森美術館は、書道展を観に行ったことがあります。
こじんまりとしていて、上野歩きのひとこまにちょうどいいですね。
(もっとも、この日はお気遣いが多かったと思いますが)


おはなし会の同志で開いている勉強会で、今は詩人の吉野弘をテーマにしていますが、
こんな一編がありました。
(夕刻までまだまだ間がありますが)
夕焼け評論家のかたちんばさんに、夏の夕焼けを贈ります。

「熟れる一日」吉野弘

 赤い西瓜の内側のような/夕焼け。
 こんなに良く熟れる夏の一日もある。

 空にいらっしゃる方が/大きなスプーンで/ひと掻きずつ
 夕焼けを/掬って 召しあがるのか
 赤いおいしそうなところが/ゆっくり 減ってゆく。
 暑かった昼のほとぼりのさめないまま
 たちこめる青い暮色。
 空の高いところに/かすかに赤い横雲が一筋
 食べ残された風情で。


さて、細野さんを見ていたら眠くなってきました。
返信する
上野 (三ノ輪銀座)
2012-07-15 18:20:35
レストランじゅらくの建物は、建て替え終わりましたか。

子供のころは、あそこで食べるのは
絵に描いたような、中流家庭の幸せでした。
返信する
世界の外で会う (かたちんば→さくりんさんへ)
2012-07-15 22:41:51
「明け方に自転車でうろうろ」
そういう偶然も良き事、ですね。

月・星・雲・猫。
だーれも観ていない時空に漂うモノに出会う夜明けの旅も、世界の見えない出会いの重要な場面と自分は思います。

夏とは実に変な季節です。
オンナは、隠しているものを平気で布切れ一枚で、紫外線の下の海で、ぎゃーぎゃー言っていたり、男とやりたい放題やっている。

夏とはハレとケの関係では、非日常へ向かう時空。
それは乗り越えるための工夫として、人が生み出したものともいえます。

「ホテイアオイ」というんですね。
メダカたちは元気ですよ。
人が来て・写真を撮ろうとしている。
と意識して、臨戦態勢になります。
すんません、おつくろぎのところ。

向島は、雨を集めることが慣例化した街。
それは、密接した狭いエリアゆえの有事への工夫なんでしょうね。

上野の美術館では、書道の展示会の搬入と作品を掛ける肉体労働のアルバイトを大学時代していました。
お金が良く・とっぱらい(=その日払い)だったもので。

***

吉野弘さんの詩は良いですね。

夏は高校生の頃、ドゥルティ・コラムを聴きながら、暮れて行く空のショーをずーっと観ていた記憶がよぎります。
返信する
じゅらく (かたちんば→三ノ輪銀座さんへ)
2012-07-15 22:49:00
まだ、じゅらくのたてものは工事中です。

自分には、画像的にあのビルが上野出口の象徴でした。
下町産まれのお袋が上野が嫌いだったため、ほとんど入ったことが無かったですが。

無くなる前に、MZ師・ハブ噛み師匠と昼ごはんを食べに行きました。
無くなるなんて知らなかった場面で。
広くて、にぎやかで、ウィークエンドには良い感じが漂っていました。

アメ横ももうすぐ再開発というし、次第に上野の独特な感じが無くなっていくのでしょう。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

写真日和」カテゴリの最新記事