昨日深夜に夜襲アリ。遠くの先輩(というより友人に近い)から電話。
つい不安がよぎって出ると、なんてことない。ただの酔っ払い。それに付き合っているうち、3時を回る。驚いたのが、もう4時前には空がブルーになり出すこと。地球は回り、季節は移ろう。
そのせいで今日はしんどい一日になった。
土日の歩き過ぎに睡眠不足がプラスされ、朝珍しく寝坊。必死こいて仕事場に向かう。朝はギラつく太陽。午後になって曇ってきたが、地面から突き上げる久々に大きな地震。
そこらじゅうで携帯電話がビーッビーッと緊急音を鳴らす、悪しきハーモニー。
そこから頭痛が始まり、比較的早めに仕事を上がる。まだ電車ダイヤは乱れている。
空には怪しげな三日月と流れる雲。
帰るとトランクス一丁・汗だくで、段ボールから傷んだマンガをひっくり返しながら、ラジオを聴いていた。あちこちで人身事故が起きている。
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好きなマンガはたくさんある。
幼少の頃・白黒テレビで見て、いつも抱いていたQちゃん人形を想い出す。当時抱いていたぼろぼろのQちゃんは白赤反転していて、赤いQちゃんだった。あれはまがい物だったのだろうか?
今日箱から出てきたのは、どちらかというと90年代前半・大阪で読んでいたものが多かった。「鉄人ガンマ」は、不器用なガンマの人柄もだが、太陽のように明るく美しい妻・オシリーナの天真爛漫さとグラマーさが好きだった。
しかし、それよりなにより・探していた「ストップ、ひばりくん」が出てきた(全4巻)。
連載途中でノイローゼになり、途中中断をごまかしながらも最後は尻切れトンボで終わった作品。
このマンガで江口寿史が描く女の子のイラストは、独自のワールドを創っていて、後にそういったカットを集めた本が出た。マンガ自体も面白いのだが、女性のような男の子・ひばりくんの可愛さとマンガ冒頭ページを飾るイラストは当時も今もまぶしい。
私にとってこのマンガが特別な理由は、もう1つある。
「すすめパイレーツ」同様ミュージシャンが登場したり、描きながら聴いていたレコードなどがコマ割りに顔を出すところ。
このマンガが、80年代音楽の一番輝かしい1981~1983年連載だったゆえ、今でも大事な4冊となっている。
■坂本龍一&カクトウギ・セッション 「サマー・ナーヴス」1979■