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こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

ルー・リード 「パーフェクト・デイ」'72年

2010-05-04 07:53:48 | クロスオーバーイレブン
誰が呼んだか?「ゴールデン・ウィーク」。
どうせ土日の休みに、3日間の同時一斉休みがくっついただけのもの。

こんなもんが「ゴールデン」というだけ、優雅な「バカンス」を楽しむ西洋人に馬鹿にされるだけだ。
せせこましい、この日本のあちこちが人の渦になるだけ迷惑である。

今年は、TokyoSkyTreeを撮影に来た見物客で、近所もイナカモン撮影家族で充満。
お前らイナカモンには、毎日、見ることの出来ない、私の夢=TokyoSkyTreeの育つ姿を、仕方が無いから、この休みくらいは、麻呂は許してやるじゃ・・・ほほほほほほほほ。

***

という中だが、休めど、眠れど、この40数年の疲れはおいそれと取れない。
こないだ、120分の日本美女にアロマ・マッサージをしてもらったが(エロでは無いですよ)、それもいっときの悦楽。
翌朝には、もみ返しが来て、余計に調子悪くなる始末。

どうせなら、過去の作家のように箱根や修善寺の静かな旅館で、一切の情報を遮断して過ごしたいところだが、貧乏人にはユメに過ぎない。
おまけに、自分は独り者だから、なかなか泊めてくれる宿も無い。

結局は、我が家の中で、引きこもり生活に入る。

***

独りでいると、自然と陰鬱な音楽に聞くものが傾いていく。
ベルベット・アンダーグラウンドも好きだが、ルー・リードの、このユルさというか、ドラッグの末に疲弊した声とドローンとした曲が好きだ。

この「パーフェクト・デイ」という名曲は、様々なカバーがされているが、大阪に居る頃、クロスオーヴァー・イレブンでは随分と何度もかかった曲で、やはりルー・リード自身が歌っているこの陰鬱な感じが一番、自分には、フィットする。

***

日本人は、休みというと「何かイベントをしなければならない」と勘違いしている馬鹿が多い。
毎年、帰省ラッシュだの見るたびに、「あんたら、休みに何してんだ?」と問い正してみたくなる。

休みはひたすらダラーンとするのが良いのだ。
彼らの渋滞の中で、是非この曲を掛けてやりたい。



【ルー・リード 「パーフェクト・デイ」'72年】

ただの完璧な一日

公園でサングリアを飲み
暗くなったら僕らは家に帰る・・・

ただの完璧な一日

動物園の動物に餌をやり
それから映画に行き、そして家に帰る・・・

ああ完璧な一日

君と過ごせて嬉しいよ

ああ完璧な一日

このままでいたい
このままでいたい・・・


ただの完璧な一日

問題はそのまま
二人だけの週末旅行者、楽しいじゃないか

ただの完璧な一日

君は自分を忘れさせてくれた
僕は誰かほかの善人になった気分だった

ああ完璧な一日

君と過ごせて嬉しいよ

ああ完璧な一日

このままでいたい
このままでいたい・・・

見たものはすべて自分のものにしたがる君
コメント (3)    この記事についてブログを書く
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記事中の飲み物について (めいふらい)
2010-05-04 15:26:45
サングリアは
サンガリアコーヒーとは違うのですか

いちにぃさんガリア♪
にいにぃさんガリア♪
返信する
ミックロンソン (かみやさっくす)
2010-09-10 12:56:10
ミックロンソンのピアノ演奏とストリングス&ベースアレンジが冴えわたって居ますね

ルー・リードはこの(曲)はロンソンがほぼ一人で作り上げたと証言しています
クレジットはボウイ&ロンソンですがボウイは「Satellite Of Love」で聞けるファルセットボイス(この声は普通の人には出せないらしい!)によるコーラスなどでちょっと参加している程度らしいです

ロンソンがイギリスのトライデントスタジオにこもって作ったんですよ~

世界で過小評価されているアーティストであるミックロンソン。その功績は計り知れない。
スタジオミュージシャンとしてプロデュースをする様になってからはそっちの仕事が忙しくてギターはほとんどそっちのけだったので、ギタリストとしての評価は低いのが悲しいところ
返信する
ルー・リード (かたちんば→かみやさっくすさんへ)
2010-09-11 03:40:23
かみやさっくすさんへ

すごい知識です。
僕には程遠い体験に感服です。

僕がルー・リードに関心を持ったのは、教授が「B-2UNIT」を出した際に、初めて自分の「なま」の声で歌った「ザットネス・ゼアネス」が、ルー・リードの「ベルリン」というアルバムに触発された、というのがきっかけです。

しかし、この「パーフェクト・デイ」のけだるさは、本当に名曲だと思います。
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