今では「浮気なぼくら」は、大好きなアルバムだが、当時は、聞き込むまで、表面的な明るさに違和感があった。しかし、聞き込むたびに、実は「歌謡曲」なんていう軽さではない、「裏テクノデリック」(細野さんのコメント)としての名曲そろいのアルバムである。
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この日は、YMO3人で、芝浦のアルファレコードのスタジオにて、エフェクターをいじりながら、声を変えて、3人で「お笑い」を演じながら、曲を紹介した。
3人でじゃんけんをして、DJを決めるといって、最初、DJになったのは、幸宏。
坂本「細野さん、寝ないでください。」
幸宏「坂本くん、僕がDJやると民放っぽいんですけど・・・。」
坂本「何かやってるらしいですね。悪口なんか言ってませんか。」
幸宏「好きです。悪口言うの。悪口言うと、ホントに仲悪いんじゃないかと思うらしくて、それが好きでしょうがない。」
「実は、別に仲悪くありません。」
坂本「割と仲良いですね。最近は。」
幸宏「接吻なんかしますから・・。」(「ルージュマジック」への揶揄?)
一同苦笑
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1・YMO 「君に胸キュン」
幸宏「次は、お電話のコーナーですね。もう繋がっていますね。自分のお名前と学年を言ってください。」
坂本「鶴田こういちです。小学校4年です。」
幸宏「今、何やってました?」
坂本「いいづらいんですけど・・・今、アレしてました・・・。」
幸宏「アレ?アレね・・。今どんなところにいるの?」
坂本「狭いところです。」
幸宏「一人だけ?」
坂本「もちろんです。」
幸宏「女性なんか、好みがあるのかな?」
坂本「今年のキャンペーン・ギャルのアイダさんなんか結構好みですね。」
幸宏「あの化粧品会社のね。」
坂本「そうです。」
幸宏「どこがいいのかな?」
坂本「豊満な胸の辺りなんかいいですね。」
幸宏「豊満な(笑)なるほどね。」
坂本「いつも先生に言われるんです。やり過ぎはいけないよ、って。」
幸宏「そうっ。一日に何回くらいかな?」
坂本「そうですね。僕の場合、朝と晩と2回くらいです。」
幸宏「それはねえ・・多いね、ちょっと。」
坂本「そうですか?でも、溜まると・・<耐え切れず笑い止まらず>カラダに良くないから。うちのおじいさんもしてますよ。」
幸宏「何人家族ですか?」
坂本「うちは4人と1匹です。」
幸宏「まさか、その1匹はしてませんよね?」
坂本「よくしますよ。」
幸宏「ラジオは最近こういう事を言っても大丈夫だから、何をしていたか全国の人に発表しましょう。」
坂本「・・・・・大便です・・・・おやすみなさい。」
こんな具合に、進行していく。
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2・YMO 「希望の河」
3・YMO 「ケイオス・パニック」(シングル「君に胸キュン」B面)
4・YMO 「邂逅」(かいこう)
・企画ソロレコードを細野さんは作るとこのとき、言っていたが、それは何だったのだろうか?またもや、ボツになったアルバムなのだろうか?この年、細野さんはソロは発売されなかった。
・幸宏は、このあと「薔薇色の明日」と連動したライブがあることを言う。
ゲスト:ビル・ネルソン、デヴィッド・パーマー、立花ハジメ、鈴木慶一などなど。
ここで教授は「今回は、すみれ小僧は出ないのか?」と聞く。
すみれ小僧=土屋昌巳である。このとき、一風堂=土屋昌巳は、別でライブ・ツアーをしており、ここには、スティーヴ・ジャンセンが参加している。
教授は「スティーヴもねえ・・」と「何であんなものに参加するんだ」と言わんばかりのことを言う。
5・YMO 「希望の路」
・「笑っていいとも」に細野さんが出たときの話題。電報がたくさん来ていて、どれも「幸宏さんを出して」「教授を出して」というものばかりだったという。しかし、2人は「前に出ているのに、見てなかったんだ」とのこと。
坂本「最近、1981年ウィンターライブのヴィデオ見ましたねえ。」
細野・幸宏「見ました。」
坂本「暗い・・・。暗いYMOもいいですねえ。」
細野・幸宏「いいですよねえ。」
坂本「あの頃の真剣さというか、切なさというか・・・。」
坂本「そのへんの過激とか言われるバンドより、過激というか、根が深いですね。」
幸宏「(笑)病的ですね。」
6・YMO 「以心電信」
最後は、NHKのテレビでの「世界コミュニケーション年」のテーマである「以心電信」で終わった。
書き起こしがもう(笑)そのまま頭の中で3人の声で再生されています。
ミュージックライフだったかなあ、エイトビートギャグの3人が浪人の絵のカセットテープインデックスを厚紙にはって保存版テープを作りました・・・これとデモテープ特集はテープが伸びるまで聞いてます。
僕も、カセット派で、ずいぶんと、自作のインデックスカード作るのに凝りましたよ。
FMレコパル・FMファン・FMステーションもかわりばんこに買ってました。
でも、そろそろ傷みがひどいので、デジタルに変換せねば・・・とは思っています。
でも、時間が無いんですよね。
とても懐かしかったです。
ここにいくつか聴けるようになってます。
このサイトは最新号のミュージックマガジンで知りました。
その点、再放送は曲も含めて丸ごと放送されてました。
次週は甲斐よしひろ担当分が再放送されるようです。
NHKも、いかしたことしますね。
月曜日 烏丸せつ子、なんて懐かしいなあ。
これ、一杯増やして欲しいですね。
さらにいえば、ダウンロード出来るようになればいいのになあ、と思いました。
長く生きていると、良いこともあるものです。
「エアチェック」しました!
ラジカセから、PC+USBラジオと手段は変わっても、
やはりエアチェックは心躍るものですね!
アナログ世代の我々は、日々、FM雑誌にアンダーラインを引きながら、合うテープを購入して用意して、雑音の調整をしながら、その時間を待つ。
そして、うまく取れた日もあれば、アンテナやチューニングの調整がうまくいかなくて失敗した苦い経験もあったりと、日々戦っていました。
mechanistさんも、そういう経験お持ちなんでしょうねえ。
また聞きたいですね。
特に細野さんが秀逸でした。
いまだに「ナンパされたの」とか「今ね、裸なんです」とか、頭の中でよみがえりますもの。
確かに、大笑いしました。
細野さんが言う、という当たりに、とても受けた気がします。
この年は、「幸宏のオールナイトニッポン」でも、3人揃って、スーパーエキセントリックシアターとラジオ芝居したりもしましたね。
(その延長線上にあるのが、YMOラストアルバムの「サーヴィス」に入っているコントでしたね。)
「浮気な僕ら」は、「可愛いおじさん」というコンセプトでしたが、ずいぶんこの時期は、「3人で、自由に遊ぶ」という企画の放送が多かったですね。