昨日も今日も、ひたすらクリムゾンを聴いていた。
彼らのことを書きたいけど、ヘルニアから来る頭痛。マッサージにも行ったが変わらず。
何かを書きたいが、渋谷(陽一)さんの受け売りになってしまいそうなので、今夜はやめよう。
しかし、ただひたすら素晴らしく凄い。
今日はさぶい外を歩く中、ファーストアルバムをひたすら繰り返し聴いた。
心に突き刺さって仕方がなかった。
昨日は、大学で出会ってから付き合っている友人と久しぶりに会ってお酒を呑んだ。
彼は、未知の関西に投げ込まれたときも借家探しに始まり、いろいろお世話になった人。
震災にも一緒に遭遇した。彼は神戸に、私は梅田近くに居た。
呑んで話しをしたのは、安い大衆酒場。
初めて入った店だが、工夫ある珍しいつまみがおいしかった。東大近くとあって、芸術系や頭脳派が客に多い。
芝居系の年上男女軍団が居て、やたら声がうるさいのには困った。
「ここは舞台じゃないってぇの。」と彼に言うが、それは彼らの声にかき消される。
芝居の人は地声が大きいから、こういった場には招かれざる客。途中で居なくなってくれた。
***
急に連絡が来た彼は、東京でしかライヴがないジャズを聴きにきたという。
そばの神棚位置についているテレビにユーミンが映っている。昔、校歌を創った長崎の島を再び訪れるドキュメント。前に観たことがある。
私「ユーミンも歳を取ったなぁ。それでも、まだ若いけどね。」
彼「ユーミンのライヴに行ったことあるけど、良かったよ。レコードはともかくライヴはエンターテイメントとして楽しめた。」
判らなくはないが。
私「ふーん。ぼくが持っている作品は荒井由実だけ。それ以外は。。。」
音楽等々いろんな話をした。最近何を聴いているのか?あれは良いよ、など。
彼からは自分が知らない音楽をいろいろ教えてもらってきた。
私「買ったはいいけど聴かないだろうCDを処分しようと思って悩んでる。ピーター・マーフィーとか。」
彼「たしかにピーター・マーフィーの聴いていないCDを前にしたら、エネルギーが居るね。」
そして、お互い覚えていたのは、被災した神戸のマンションに行ったときのこと。
彼が掛けてくれたバウハウスのライブビデオを、一緒に見たこと。
それを視た夜泊めてもらったのだが、次第に彼はすやすや寝てしまい、一人残されて最後まで見ていた。
なごんだ部屋も、外に行けば、向かいのマンションは一階が二階になって傾いており、街の電線がぶら下がる世界。そんな夜だった。
■Bauhaus 「Kick In The Eye」1982■
お店を出る前、彼はわざわざ選曲したものをUSBに入れて渡してくれた。
私もオススメの曲を、この冬に選曲しようと思っている。