こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2013年8月24日 土曜日 「今日は今日で、生きられるまで生きるだけ」

2013-08-24 11:18:05 | 音楽帳

先日、マクロビオティックと書いてしまったが、あくまで、じぶんはジャストのマクロビオティックの実践者ではない。
マクロビオティックの解釈は、それぞれで良い。そうじぶんは思う。
じぶんは、人間様の見えない所で生き物を虐殺した結果としての、生き物の死殺体の肉片を、ウマイだマズイだ、ガタガタ文句を言いながら、命を頂いている意識もなしに・喰らう者と一緒に居たくない、というだけのこと。

流通経路の末端で、クチを開けて、店員さんに「遅い」と文句を付けながら、肉がやってくるのを待つ、家でろくに料理も出来ない・ずぼら主婦を含む馬鹿家族の「既に終わっている」外食光景は、見たくもない。
また、一方では、健康オタクの「かれら」が、永遠に通信販売に騙され続ける・奇妙な錠剤を服用し、毎日ウォーキングをして。。。食はバランスを取って1日何十食物を摂り。。。長寿を目指す。何も保証・担保など無い生において、一種の宗教に掛かってしまった連中。喰らったあと、クルマに引かれたら一貫の終わり、というのに。
そういう「かれら」から180度反対側の対岸に、じぶんは居ることを死守する。

【ゴミ・スクラップ・ブック(制作途中)】
今日さえ生き抜けるか分からないカオスの中で、長寿とは何を意味しているか?「かれら」とは、関わりになりたくない。というのが本音。

細野さんの「ウォーカーズ・ブルース」の歌詞を想い出す。
『・・・魔物にかまわず、先へと急ぐだけ
そのうち・いつかたどり着けば、そこがパラダイス
とどのつまり、魂を鎮め、今日も・明日も歩く・・・

着の身着のまま 君は君のまま
ボクはボクのまま ともかく歩くだけ・・・

沈むこころもち・昇る夢心地
ぎこちなく・・・このまま死ぬまで生きるだけ』

「かれら」=「魔物」

【ゴミ・スクラップ・ブック・その2(制作途中)】
じぶん一人で出来ることなんてのは、実に狭い。時間も含む様々な制約下。
だからやれることをやるしかない。身近な草木に水を与え、野良猫たちと島で一緒に暮らす。そこにパラダイス(はらいそ)を見い出そうとする。

■細野晴臣 「悲しみのラッキースター」2011■

「ホソノヴァ」



まもなく、細野さんの新譜CD「ヘヴンリー・ミュージック」が届く。
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2013年8月23日 金曜日・深夜の鎮魂歌 プリテンダーズ「ラヴ&ヘイト」'84

2013-08-24 01:08:21 | 音楽帳
祈りが通じたのか否か。雨が降ってくれる。
なかまたち、生き物たちへ、どうか、ご加護を。



■プリテンダーズ 「Thin Line Between Love&Hate」1984■














中学一年生から、毎週土曜日の洋楽「ポップス・ベスト10」(FM東京)を聴き、ノートにペンで記しながら、次第に音楽の幅が広がっていった頃。
そこで出会ったプリテンダーズの「恋のブラス・イン・ポケット」。
視覚の無い中で出会ったクリッシー・ハインドの魅惑的ヴォーカルに、少年は導かれていく。

その後、プリテンダーズは来日もしたし、そのライヴも聴いた。

だが、このバンドに不幸が次々舞い降りる。ドラッグや事故での死。
次々とメンバーが消えゆく中で、改めて新生プリテンダーズとして発表したのが、1984年の「ラーニング・トゥ・クロール」。
リーダーである彼女(クリッシー・ハインド)の強さと共に、新たなる出発を賞賛したじぶん。

このアルバムに収録されたカバー曲「Thin Line Between Love&Hate」。
愛と憎しみの間の薄い壁。

女が、男・女という性別を越えた時、生身で本当のミュージシャンになる。(というか、クリッシー・ハインドは、尊敬するジョニ・ミッチェル同様、出会った時から性別など無かったが。)
よーく2013年の仕事場で見かける、女子なんたらという、笑ってしまう場末のキャバクラ嬢的存在は、まさに「あまちゃん」。
だいたいが、黙っておけば良いところを、一時的時流(バぶる)に乗っかって、それを喰いモノにする電通などの広告代理店に騙されて、みずから「女子」と宣言した時点で、人間として終わっている。

クリッシー・ハインドの存在は、そこから程遠いところに位置している。性別を越えたプロフェッショナルなミュージシャン。
カバー曲ながらも、「Thin Line Between Love&Hate」におけるクリッシー・ハインドは、相も変わらず彼女らしい毅然とした歌と声。
こころに染みる一曲。
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