浜松から、東京に戻り、御茶ノ水の「アートピクニック」を見学して・・・
外から疲れて、夕方帰ってきました。
しばし、旅の荷物の整理をしていると「ピンポン」。
チャイムが鳴りました。
モニターで見ます。
こういう場合、唐突に出ると、不意に殺されかねない、このご時世。
そういう時代に、モニター画面は、重宝します。
なんとなく、おばあちゃんが見えました。
その少し背後には、おじいちゃんの姿。
私 「はい。」
相手「近所の○○です。」
私 「なんでしょうか?」
相手「いやあ・・・実は、お話しがありまして。」
私 「その”お話し”って、何なんでしょうか?」
自分は、用件がはっきりするまでは出ないのです。
<このモニターも撮影機能が付くと、防犯としても、よりよく役立つのに・・・と思います。>
相手「いかがかなと思う件ありまして。」
私 「だから。、用件は何なんでしょうか?」
相手「聖教新聞を取ってもらえないかなと思いまして。」
ついに来ました。
日本を汚染しつつある悪しき宗教と悪しき人々。
私 「新聞は、まにあってますから、結構です。」
相手「そう言わず、見本誌をお渡ししますので、見てもらえばと思います。」
私 「・・・というか、自分は、右ですが。」
相手「ええっ?今、聞こえなかったので、もう1回言ってください。」
モニターに老婆の顔がドアップになる。
私 「思想的に、相反するところに位置するニンゲンなので。」
所属名も明かしてしまえばよかったのですが、まあ、近所ですので。
そこまで言ったら、あきらめたようで、帰っていった。
しかし、どこに住む、なんて人だったのだろうか?
と終わってから、見たこと無い夫婦が誰だったのかと思いました。
***
これを、仲間に言ったら、めいふらい師にこんなことを言われた。
「微笑みながら、無言で抱きしめてあげればよかったのに。」
そうか、そういうことか・・・
「待っていたんですよぉ~」と、涙を浮かべて、犬のように嬉しションベンをしながら、裸で、ご先祖様の日本刀を持って、抱きしめてあげればよかったと思いました。
悪いことをしてしまったな。
こっちの道に導いてあげればよかったな・・・・と後悔しました。
せっかく世の中のためになる機会を逃してしまいました。