こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

一風堂 「ラジオ・ファンタジー」

2005-06-05 17:32:40 | 音楽帳


今日、気づいたが、一風堂のレコードは、毎年、初夏から夏の終わりにかけていることが多い。
「若く、みずみずしい」というのはどうかと思うが、やはりむせるような夏近くにレコードをかける。
Real、RadioFantasy、NightMirageどれもに共通しているが、冬や寒い時期にはなぜか似合わない。
リリース自体がそういうこともあるし、自分が出会ったのも春~夏というのもある。

土屋昌巳の80年代の冒険自体に、冬の寒さが感じられないからだろうか?

正直わからないが、面白い現象だ。

今日は、ヒト仕事終えたあと、風呂上り、ビールを呑みながら、このレコードを聴いていた。

はっきり言って名盤である。我輩にとってだが。
しかし、一風堂、および土屋昌巳について、一向にCD化の運びが見えない。
ふざけている。まあ、「一風堂」と我輩が言っても、
「えっ?ラーメン?」というヒトが大半だろう。
哀しいことだ。

RadioFantasyについては、影響として思うのは、クラフトワーク、YMO、坂本龍一など。
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慢性鬱病患者の朝の1曲 ~その3~「ハワード・ジョーンズ/君を知りたくて」

2005-06-05 15:45:02 | 音楽帳
その3、はハワード・ジョーンズの「君を知りたくて」
「Human's Lib」の1St LPの後に出た単独シングルである。
日本では、12インチも発売された。

まず、声が好きである。直情型のボーカルだが、騒がしくなく、優しさがある。
スタッフがいいのであろう、スカスカ感があるシンセの音を、他の音で保管している。

メロディアスでセンシティヴ。
このような不毛の時代、2005年には、彼のまっすぐなヴォーカル、まっすぐなメロディは、青々しすぎてまぶしい。

イイ曲だ。
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慢性鬱病患者の朝の1曲 ~その1~「チャイナ・クライシス/ブラック・マン・レイ」

2005-06-05 09:50:54 | 音楽帳
朝、寝起きから午前中にかけて調子が悪いのが、幼い頃からの持病である。
ここでは、一応「持病」と言っておこう。
この持病と約40年近く付き合っていることになる。

「鬱病」という名を付けるには、我輩の場合、いささか期間が長すぎる。
この病とは、悪戦苦闘を続けてきたが、なかなか完治しえない長き長き戦いとなっている。

まだ、現在が、昔に比べてマシなのは、起きられない、や、起きてもひどい絶望感に襲われる、とか、死にたくなる、とかいった状態が、それほど酷くないということだ。多少は、自分を操作するすべを知りつつあるが、それでも、自分の意思ではどうにもならない。

それゆえ、実は、世間でよくいう「すがすがしい朝」など、ほとんど経験したことが無い。
朝は憎むべき存在でしかないのである・・。
我輩が朝が嫌いなのはそういうことだ。

そんな中、少しでも、朝の辛さをやわらげたい。
そういう方法を探る数十年。

今は、自分の中では以下のものが効き目があると思っている。
①朝のお風呂
②朝のお茶・・・もともと日本茶が好きなのだが。
そして、
③朝の1曲・・・朝の支度の中、数分だけの余裕。
げんなりする中、ターンテーブルにレコードを乗せる・・・・。


最近は、必死こいて集めた7インチのシングルレコードのコレクションから、その朝の気分で選び、かけることが多い。
数分だけの落ち着く時間。

【その1】China Crisis「Black Man Ray」

正直、1985年の発売当時、この曲は好きでは無かった。
我輩自身が1985年から浪人に入り暗い暗黒時代を迎えていたのもあるが、前2作の素晴らしき他では真似出来ないポップなテクノ(テクノポップでは無い)の流れを一切捨て去り、方向転換してしまったからだ。
テクノを捨てた彼ら。「チャイナ・クライシス、お前もか!」と、大好きなバンドだったので、残念でならなかった。

しかし、紆余曲折の上だが、あのがっかりした日は遠く、今では、この曲を好きであると言える。

「ピュアな魂はシンプルでみずみずしい。
ひたむきなロマンチシズムが新鮮なチャイナクライシスのニュー・シングル!」
という名コピーがシングル盤には書いてある。

言い得て妙だし、チャイナ・クライシスという存在を表現する名文である。

幾度と無く、朝にかかる、この曲。
まさにみずみずしい。不快で陰鬱な朝を和らげてくれる、鬱病への良薬だ。

【写真】マン・レイ作品のようなソラリゼーションを使ったジャケットも素晴らしい。
コメント (2)
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