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こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

D.Sylvian & H.Czukay 「Plight & Premonition」'88

2007-05-03 00:05:37 | クロスオーバーイレブン


夜がやってきた。
自分は、冷蔵庫で冷やした冷酒を飲みながら、デヴィッド・シルヴィアンとホルガー・シューカイの「プライト&プレモニション」を聞いている。
時計の針が、今夜も0時を越えようとしている・・・。

発売は、1988年5月。
しかし、自分は、いつもこれを聴くと、昭和天皇が崩御なされた、1989年1月前後を思い出す。

最初は、クロスオーバー・イレブンで、こんな15分を越える長い曲をやってくれて、それをテープに録って聴いていた。

自分の家は、FMが入りやすい日と入りにくい日があって、いつもエアチェックに苦慮していた。よく、ノイズや雑音が入って失敗したものだ。
この曲も、実は、途中でチューニングがうまくいかずに、ノイズが走っているのだが、元々、アンビエントな音と、ヒルガー・シューカイ必殺のラジオから録ったチューニングノイズが混じっていたので、それが相乗効果を出していて、このテープはそういう意味で面白く聴いていた。

曲は、2曲しか入っていない。A面1曲、B面1曲という構成。

1 Plight (The Spiralling Of Winter Ghosts) (18:30)
2 Premonition (Giant Empty Iron Vessel) (16:21)

Holger Czukay : radio, organ, sampled piano
David Sylvian : piano, prepared piano, harmonium, guitar
Karl Lippergaus : radio tuning
Jaki Liebezeit : infra-sound   

***

いつもこの音を聴くと、深夜、家族が寝静まった部屋へ行き、真暗な中、TVを着けると、NHKは、ピアノ曲をバックに、日本地図の画像に、昭和天皇のその日の体温や血圧数値とその日の容態を写した映像を流していたのを思い出す。

昭和が終わろうとしている境目で、この音は、その夜空の元、深夜の闇の中で、鳴っていた記憶が強い。      
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4月29日 日曜日 アイスハウスを聞く、寂しい夜

2007-04-29 19:25:07 | クロスオーバーイレブン


すっかり精神的に参る、独り孤独な夜。

何かを聞かねばと思い、とりあえず選んだのは、アイスハウス(Icehouse)の「グレート・サザーン・ランド」。

写真は、この曲の入ったCD。

***

アイスハウスを知ったのは、1981年の冬、中学3年の、受験を前にした、独り寂しい夜、「クロスオーバー・イレブン」でかかった「アイスハウス」という曲だった。自らのバンド名のタイトル曲。

静かな音楽の好きな自分は、その曲を何度も聴いた。

オーストラリアのバンドであるが、イギリス的。オーストラリアというと、スード・エコーとかメン・アット・ワークとかあるがイギリスを感じさせるのは、アイスハウスだけだ。

曲を色々聴くとやはり、ロキシー・ミュージックの影響を強く感じる。
ほとんどは、そのリーダーのアイヴァ・デイビスが作っているが、彼は、高橋幸宏と親交が当時あって、「Wild&Moody」には大幅に参加しているし、「Ego(イーゴー)」では、名曲「Dance Of Life」という曲を幸宏と競演している。

***

「グレート・サザーン・ランド」は、アイヴァ・デイビスが、自分の生まれた国、オーストラリアの広大な大地を歌った曲らしい。

この曲も静かな中に「ロマンティック」なきらめき・輝きを感じさせる美しい、夜に似合う。
まるで、飛行して、大地を俯瞰しているような感じが、長いトーンのシンセサイザーの伸びに感じさせる。

***

しかし、いくら「いい曲」だと聞いても、中学3年のときとは違って癒されない。
今回の傷は深い。
次は、何を聞こうかと、また、かたちんばは、CDをまさぐり・・・
自分を癒してくれる音を探す。

寂しい。虚しい夜だ。
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クロスオーバー・イレブンより コーギス「AllTheLoveInTheWorld」'81

2007-01-13 13:09:39 | クロスオーバーイレブン


本当に久々に、コーギスの曲を聴いた。
コーギスは、クロスオーバーイレブンでエアチェックした曲しか知らないのだが、<というのも、これまたオリジナルレコードを入手しずらいという状況なのだが>、随分と世間からは見捨てられた存在である。

男性2人だけのデュオ=コーギスをかけてくれる番組は、逆に、当時、クロスオーバーイレブンしかなかった気がする。今のダメダメFM放送よりも、深く音楽に触れていた70-80年代の当時のFM放送でも、コーギスは漏れていた。

この「All The Love In The World」という曲は、10ccやエア・サプライ並に「甘い」曲なのだが、透明感のあるヴォーカルとコーラス、そして、これ以上やわらかくはなれないほどに優しいピアノとシンセ。

1981年のポエティックで静かな夜に、この曲は私の部屋で流れていた。
その微妙な輝きは、ヒトには教えずにひっそりと独りで夜に味わうものだった。

「ステッキー・ジョージ」というアルバムに納められている1曲。

コーギスは、ベスト盤はCDであるそうだが、この「ステッキー・ジョージ」としてのアルバムはCDでは無いようである。残念なことである。
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クロスオーバーイレブン 1982年3月10日  水曜日

2006-07-20 20:00:38 | クロスオーバーイレブン
①M ポップ・ミュージック 4:59

③タンジェリン・ドリーム ネットワーク23 4:54

⑥クラフトワーク ネオンライツ 9:03

***

この回も聞き逃している。

とはいえ、①は中学の時にカセットでよく聴いたヒット曲だが。
当時、ラジオで毎週やるトップテンを必死に聞いていた頃のことだが。

Mはこれは素晴らしいが、後が大したことないので、がっかりした記憶は強い。
このレコードジャケット【写真】も、中古レコード屋さんでは、よく見ましたねえ。

③は、名盤「EXIT」より。
23時だから、ネットワーク23なのか?
そう思いたい。
その静かな夜23時によく似合う。
暗いながらも、実に、ポップである。

⑥もまた、とってもポップなクラフトワーク。

クロスオーバーイレブンは、こうした「定番」を時折、繰り返し、その選曲のはざまに滑り込ませる。
それが、極めて素晴らしい選曲の連なりになるときがあり、それが、同時間に聴く者に、恍惚感を覚えさせる時があったものだ。
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クロスオーバーイレブン 1982年2月23日  火曜日

2006-06-24 20:20:02 | クロスオーバーイレブン
①ヒューマンリーグ ダークネス 3:58

③シンプル・マインズ イン・トランス・アズ・ミッション 6:48

⑤ゲイリー・ニューマン スローカー・トゥ・チャイナ 9:03

⑥ファウスト オン・ザ・ウェイ・トゥ・アバメー 2:39

***

この回も聞き逃している。

FMステーションの記事より
「ヒューマンリーグは男女混成6人組のエレクトロニクス・ポップ・グループで、最近では、エレクトロニック・アバなどと称され、イギリスのヒットチャートの常連になっている。
最新アルバム”ラブ・アクション”は現在までに200万枚を売り、そのアルバムからの4枚のシングルカット曲は全て大ヒットしており、総計で300万枚を売りつくしているといわれている。
アルバムもチャートの1位に輝いているが、2度首位の座を他のアルバムに明け渡したものの、3度首位にカムバックするという快記録も作っている。」


***

①確かに、ヒューマン・リーグはよく売れた。【写真】は、そのアルバム「DARE!」。
「誰!」では無い。
英語だ。
その後の「ブリティッシュ・インベンション」のきっかけを作ったのは、このヒューマン・リーグだった。
この後、アメリカのヒットチャートに火がついて、アメリカでも売れることになる。
一方、このアルバム前に、分裂したヒトが結成したヘヴン17は、イイアルバムを作ったものの、アメリカでは売れなかった。
当時の自分は、アメリカという国の音楽の扱い方そのものへの疑いが始まっていた頃だった。

当時のキャッシュ・ボックスでのトップ3は?というと
1位 Jガイルズ・バンド 堕ちた天使
2位 ホール&オーツ I Can't Go For That
3位 オリビア・ニュートン・ジョン フィジカル

という具合。
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クロスオーバーイレブン 1982年2月17日  水曜日

2006-06-18 10:27:28 | クロスオーバーイレブン
①ヴァンゲリス エリックのテーマ 4:13
②アワ・ドーターズ・ウェディング  赤い警告(Red Alert) 3:28

・・・・
⑦テレックス モスコウ・ディスコウ 4:15

***

この回は聞き逃している。

①は「炎のランナー」より。もう既に、2月の段階で、この映画は向こうでやっていたんだな。僕が、この映画を見たのは、もっとだいぶ後だった記憶があるが。

②このアワ・ドーターズ・ウェディングも日本盤のデビューアルバムを初めて聴いたのは、この年の秋だった気がする。
【写真】は、僕が持っている1981年のミニLP。
ジャケットには日本語も書かれている。
その通り、YMO並びに日本に幻想を抱いていたものと思える。
YMOの影響大である。

FMステーションの記事より
「”私たちの娘の結婚式”という奇妙な名前を持つニューバンドのデビューミニLPから。
彼らは、ロス出身の3人組のシンセサイザーバンドだが、NYへ進出してから評判を取り、次にロンドンへ渡って人気を爆発させたという変わった経歴をもっている。
イギリスでブームを呼んでいたエレクトロニック・ポップとニュー・ロマンティックの両方の流れに乗ってチャンスを得た彼らは、昨年夏にイギリスで開かれた野外フェスティバル”サマー・イン・ザ・シティ”にも出演し、大きな評価を得ている。」

今、聞くと彼らも、随分と「ロック」していた。
彼らのレコードは、余り売れなかったから、中古屋でも高価で取引されているはずだ。

⑦テレックスの名曲。初期テクノの中でも永遠に残るべき名曲だと思う。
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クロスオーバーイレブン 1982年1月16日  土曜日

2006-04-12 23:24:12 | クロスオーバーイレブン
1月16日 土曜日

①ピンク・フロイド マネー 6:47
②ジェネシス like it or not 4:56
③ピーター・バウマン 200年祭のプレゼント 4:46
④ピンク・フロイド 狂ったダイヤモンド 10:45
⑤ピンク・フロイド あなたがここにいてほしい 5:25
⑥クラウス・シュルツ スターダンサーⅡ 12:09

①④⑤は、当時、ベスト盤として発売された「時空の舞踏」【写真】というけったいなタイトルのピンクフロイドのアルバムより。
これは、唯一、僕が、当時LPレコードで買って持っている1枚。

当時、急にこういうベスト盤がぞくぞく出たですね。
思い出す限り、ブロンディやイーグルズ、ドゥービーブラザーズなどなど・・。

元々長い曲の多いピンク・フロイドのベスト盤というのも妙です。

⑥は、たま社長にも言える、これこそ「元タンジェリン・ドリーム」のヒトです。
このスターダンザーもよく、このクロスオーバーイレブンではかかりましたね。

あと、当時は、土曜日もやっていたんだよね。
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クロスオーバーイレブン 1982年1月12日 火曜日

2006-04-09 10:06:10 | クロスオーバーイレブン
すっかり、このブログでもクロスオーバーイレブンが置き去りになっている感もあるが、決してそういうつもりは無い。
過去を振り返るには、じっくりと時間が必要なんだ。
私は、誰かさんたちのように、必死でブログを更新しようとは思わない、

あくまで数少ない、同じ時代を生きた、いるかいないかすら分からない「友」を発見するためにだけ、このブログをやっている。

元々、1ケタ台のアクセスしか考えていないのである。

私は、インターネットという公開性あるおおやけの場所で、堂々と自閉したい。

***

最近、やっと、1982年の昔のFM雑誌をひっくり返すようになった。
ヒマな時間が無くて、そういう、昔の自分のいわば「宝箱」を開く時間は、寝床に入ってから、という生活。

転勤というのは、人生の危機・リスクの中で大きなものだ。

むかし、何かの本で読んだが、人間の人生でのストレス負荷で大きいものの順位があったが、その中でも「転勤」は上位に食い込んでいた。

他には、「死別」とか「病気」とか「災害」なんてのもあって、なかなか、笑えない事実である。

置いていく仕事もしなきゃいけないし、これから始まる仕事も覚えなきゃいけない。そういう「二重の負荷」に、今、苦しんでいる。
そういう個人的状況があるにもかかわらず、他人は、送別会だの歓迎会だのを開いてくれてしまうので、自動的に、自分の時間は、いっさい「無い」ことになる。

また、大きな山が、私の前に立ちふさがっている・・・。
また、この大きな山を越えなきゃいけないと思うと、死んでしまいたくなる。
でも、他人は、そんなことお構い無く、このかたちんばに、いろいろな要求をしてくるのだ。
もはや、40を前にした男に、世間の風は冷たい。

サルトルでは無いが「地獄とは、他人のことだ」(「出口なし」より)とでも言いたくなる。

***

当時、高校受験を控えた1981年暮れから、クロスオーバーイレブンが、孤独な自分の友になった。

1982年、もう既に、受験は始まっていたかと思うが、FM雑誌の番組表をめくっていて、自分が録音した日が出てきた。


1982年1月12日 火曜日 23:15~55の放送

①ティム・ブレイク 宇宙の燈台 6:49
②ウルトラボックス ニュー・ヨーロピアンズ 4:00
③カーズ i`m not the one 4:16
④タンジェリン・ドリーム exit 5:33
⑤カーズ a dream away 5:45
⑥ティム・ブレイク 天啓 7:43

(ナレーター:横内正)

当時、エアチェックしたのは、①②③のみ。
それは、今もカセットで残っている。

◆①⑥のティム・ブレイクは、元タンジェリン・ドリームのヒトです。
でも、この人のCDは見たことが無い。入手困難で、ネットで調べても、その糸口すら見つからない。レコードもかなり貴重だと思います。
①の「宇宙の燈台」は、このクロスオーバーイレブンでは定番、というか、よくかかりました。

◆②は、1981年にサントリーのウィスキーのCMで使われ、私も衝撃を受けた「ニュー・ヨーロピアンズ」。これが、元で、ウルトラヴォックスは、日本で認知され、来日を果たします。当時、イギリスのニュー・ロマンティックスのムーヴメントの立役者であり、その中心、トップを走っていた。
ニュー・ヨーロピアンズ=新欧州人。なんてステキなタイトルなんでしょうか。

◆③のカーズは、その後、MTVにも登場して、ヒットメーカーになりますが、この1981~1982年の時点では、まだニュー・ウェイブのイメージが強かった。ロックの領域の範疇ではあったが、シンセを多用していたところが斬新で、かつ、ポップだった。「シェイク・イット・アップ」という81年11月にリリースされたアルバムからの名曲が「i`m not the one」。

◆④のタンジェリン・ドリームの「exit」は、とにかく名盤の「exit」より。
これまた、クロスオーバーイレブンには、ほんとに度々かかった定番。
ミュージックマガジンでも、ヨーロッパ盤担当の山岸伸一さんが、1981年のベストアルバムTOP10でも選んでいた。
ヨーロッパ、そして当時のロシアの暗さを表現したイメージが、すごい。実にその陰鬱さがカッコイイ。これは、私もこの後、レコードで買っって聴き狂った。

タンジェリン・ドリームは、このアルバムからポップな志向に転換していく。その境目のアルバムとも言える。


しかし、自分の中で、法則があったが、なぜかクロスオーバーイレブンは、火曜日に、ニュー・ウェイブ系がかかっていた。いっさいそんなことは、どこにも書いていないのだが・・。


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クロスオーバーイレブンなどのエアチェックテープ 1981年12月~1982年1月

2006-01-09 17:15:40 | クロスオーバーイレブン
ここに1本のテープがある。
'81年12月から'82年1月に向けて、一生懸命エアチェックしたテープである。

こんな具合になっている。

A面
1・坂本龍一 ザ・ガーデン・オブ・ポピーズ
2・ジョン・フォックス ザ・ガーデン
3・カン ゴモラー
4・喜多郎 風神
5・喜多郎 蜃気楼
6・喜多郎 巡礼の旅
7・喜多郎 砂の神

B面
1・喜多郎 敦煌からの想い
2・ジョン・フォックス  雨上がりのヨーロッパ
3・ウルトラヴォックス We Stand Alone
4・ディーヴォ スルー・ビーイング・グロウ
5・トム・トム・クラブ おしゃべり魔女
6・ヘヴン17 Play To Win
7・バウ・ワウ・ワウ チワワは素敵な合言葉

***

A面は、まずクロスオーバーイレブンで、1~3曲目まで録った。
FMの雨のようなノイズの中、坂本さんのドラムの音が徐々に大きくなる「ザ・ガーデン・オブ・ポピーズ」で始まり、その「庭」は、ジョン・フォックスの持つヨーロッパの退廃的な庭に続いていく。そしてカンの催眠的な微妙な振幅音で構成された静かな名曲「ゴモラー」へ。

そして、それは喜多郎に繋がり、今度は開放的なシルクロードの砂の世界に。

***

当時19:20からやっていた「トップ・オブ・ザ・ポップス」?だっけ、新譜を紹介する番組はエアチェック小僧には、大事な番組だった。
喜多郎の「敦煌」という'81年の新譜を特集した。このアルバムは個人的に好きなのだ。
喜多郎といっても、今のヒトは知らないだろうが・・、僕は、シンセサイザーの音色にとりこになっていた頃だったので、そんな中の1つとして聴いていた。

【・・・・日中合作のNHK大型紀行番組「シルクロード」。 このシリーズが始まって、番組の冒頭でテーマ曲「絲綢之路」が流れ始めた途端、「これは一体誰の曲なんだ?」と問い合わせが殺到。NHK中の電話が鳴り出した、という伝説が残っている。そのくらい強烈な描写力を持った名曲であった…。 最近のシンセサイザーは音色が豊かで、一聴してもシンセと分からないような自然な音も出してくるが、この頃のシンセサイザーは「ピロピロピロ~」という、まんま電子音!という音だった。にもかかわらず、哀愁を帯びた素晴らしいメロディーで、中国の歴史を感じさせる楽曲群に仕上がっている。「こんな曲があったのか!」という新鮮な驚きを持って迎えられた。・・・】

という表記がとあるページにあった。
まさに、自分も、この「シルクロード」のテーマ曲「絲綢之路」に驚き、好きになった1人であった。当時、TVのジャックにコードを繋いで、TVからカセットテープにこのテーマ曲を録音した記憶がある。それくらい好きだった。

***

B面2曲目以降は、当時、日曜日にFM東京で昼にやっていた「レコパル 音の仲間たち」という番組から。
糸井重里大先生がDJをやっていたのだ。YMOの「BGM」を初めて聴いたのも実はこの番組だった。
この'82年1月には、最近のニューウェイブ特集ということで、ジョン・フォックス、ウルトラヴォックスなどなどをかけた。

トム・トム・クラブやヘヴン17などは、初めてこの番組で聴いたものと思える。

当時、自分は中学3年生。受験を控えて暗い日々を送っていたが、こういうテープを聴きながら、内面は燃えていた日々だった。

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クロスオーバーイレブン 1981年11月上旬

2005-11-23 00:44:51 | クロスオーバーイレブン
クロスオーバーイレブンを真剣に聞きだしたのが、この1981年11月上旬。
中学3年生の自分はますます、この世で孤独に追い詰められていたが、ひっそりと1人遅くにヘッドフォンを着けて、勉強の合間に、こういった音楽を聴き、「絶望的な明日」を思いながらも、それでも自分を自分で癒して「何とか明日を・・」と生きていた。

こないだの渋谷さんのブリティッシュ・ベストテンのカセットテープのB面に、この頃の、ラジオで出会った音を収めてある。
色んなバンドとの「新しい音楽」とのめくるめく出会いが、また広がっていった。


【かたちんばカセット B面】

①Icehouse - Icehouse  【写真】

②HumanLeague - Love action (I believe in love)

③マンフレッド・マン - heart on the street

④Spandau Ballet - Chant No. 1 (I Don't Need This Pressure)

⑤Ultravox - Rage in Eden(エデンの嵐)

⑥Pretenders - 愛のパラダイス(Birds of Paradise)

⑦BrianEno&ハロルド・バッド Above Chiangmai

⑧Japan - Still Life In Mobile Homes


思い出深いカセットで、それぞれについて語るとすさまじく長い話になってしまう。
今は、その元気が無いので、話さないが、自分にとっては名曲ぞろいなんだ。秋の寒さの中、憂鬱な感じが全体に漂う。この憂鬱感が自分の人格を形成した一部ではある。


これから後、さらにさらに深いニューウェイヴの世界に入り込んでいくかたちんば。
それを助けてくれたのが、クロスオーバーイレブンになった。


★明日も早くから仕事というのに、酒飲んでブログ更新している自分は何なんだ・・・・・。
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