
すっかり、このブログでもクロスオーバーイレブンが置き去りになっている感もあるが、決してそういうつもりは無い。
過去を振り返るには、じっくりと時間が必要なんだ。
私は、誰かさんたちのように、必死でブログを更新しようとは思わない、
あくまで数少ない、同じ時代を生きた、いるかいないかすら分からない「友」を発見するためにだけ、このブログをやっている。
元々、1ケタ台のアクセスしか考えていないのである。
私は、インターネットという公開性あるおおやけの場所で、堂々と自閉したい。
***
最近、やっと、1982年の昔のFM雑誌をひっくり返すようになった。
ヒマな時間が無くて、そういう、昔の自分のいわば「宝箱」を開く時間は、寝床に入ってから、という生活。
転勤というのは、人生の危機・リスクの中で大きなものだ。
むかし、何かの本で読んだが、人間の人生でのストレス負荷で大きいものの順位があったが、その中でも「転勤」は上位に食い込んでいた。
他には、「死別」とか「病気」とか「災害」なんてのもあって、なかなか、笑えない事実である。
置いていく仕事もしなきゃいけないし、これから始まる仕事も覚えなきゃいけない。そういう「二重の負荷」に、今、苦しんでいる。
そういう個人的状況があるにもかかわらず、他人は、送別会だの歓迎会だのを開いてくれてしまうので、自動的に、自分の時間は、いっさい「無い」ことになる。
また、大きな山が、私の前に立ちふさがっている・・・。
また、この大きな山を越えなきゃいけないと思うと、死んでしまいたくなる。
でも、他人は、そんなことお構い無く、このかたちんばに、いろいろな要求をしてくるのだ。
もはや、40を前にした男に、世間の風は冷たい。
サルトルでは無いが「地獄とは、他人のことだ」(「出口なし」より)とでも言いたくなる。
***
当時、高校受験を控えた1981年暮れから、クロスオーバーイレブンが、孤独な自分の友になった。
1982年、もう既に、受験は始まっていたかと思うが、FM雑誌の番組表をめくっていて、自分が録音した日が出てきた。
1982年1月12日 火曜日 23:15~55の放送
①ティム・ブレイク 宇宙の燈台 6:49
②ウルトラボックス ニュー・ヨーロピアンズ 4:00
③カーズ i`m not the one 4:16
④タンジェリン・ドリーム exit 5:33
⑤カーズ a dream away 5:45
⑥ティム・ブレイク 天啓 7:43
(ナレーター:横内正)
当時、エアチェックしたのは、①②③のみ。
それは、今もカセットで残っている。
◆①⑥のティム・ブレイクは、元タンジェリン・ドリームのヒトです。
でも、この人のCDは見たことが無い。入手困難で、ネットで調べても、その糸口すら見つからない。レコードもかなり貴重だと思います。
①の「宇宙の燈台」は、このクロスオーバーイレブンでは定番、というか、よくかかりました。
◆②は、1981年にサントリーのウィスキーのCMで使われ、私も衝撃を受けた「ニュー・ヨーロピアンズ」。これが、元で、ウルトラヴォックスは、日本で認知され、来日を果たします。当時、イギリスのニュー・ロマンティックスのムーヴメントの立役者であり、その中心、トップを走っていた。
ニュー・ヨーロピアンズ=新欧州人。なんてステキなタイトルなんでしょうか。
◆③のカーズは、その後、MTVにも登場して、ヒットメーカーになりますが、この1981~1982年の時点では、まだニュー・ウェイブのイメージが強かった。ロックの領域の範疇ではあったが、シンセを多用していたところが斬新で、かつ、ポップだった。「シェイク・イット・アップ」という81年11月にリリースされたアルバムからの名曲が「i`m not the one」。
◆④のタンジェリン・ドリームの「exit」は、とにかく名盤の「exit」より。
これまた、クロスオーバーイレブンには、ほんとに度々かかった定番。
ミュージックマガジンでも、ヨーロッパ盤担当の山岸伸一さんが、1981年のベストアルバムTOP10でも選んでいた。
ヨーロッパ、そして当時のロシアの暗さを表現したイメージが、すごい。実にその陰鬱さがカッコイイ。これは、私もこの後、レコードで買っって聴き狂った。
タンジェリン・ドリームは、このアルバムからポップな志向に転換していく。その境目のアルバムとも言える。
しかし、自分の中で、法則があったが、なぜかクロスオーバーイレブンは、火曜日に、ニュー・ウェイブ系がかかっていた。いっさいそんなことは、どこにも書いていないのだが・・。
過去を振り返るには、じっくりと時間が必要なんだ。
私は、誰かさんたちのように、必死でブログを更新しようとは思わない、
あくまで数少ない、同じ時代を生きた、いるかいないかすら分からない「友」を発見するためにだけ、このブログをやっている。
元々、1ケタ台のアクセスしか考えていないのである。
私は、インターネットという公開性あるおおやけの場所で、堂々と自閉したい。
***
最近、やっと、1982年の昔のFM雑誌をひっくり返すようになった。
ヒマな時間が無くて、そういう、昔の自分のいわば「宝箱」を開く時間は、寝床に入ってから、という生活。
転勤というのは、人生の危機・リスクの中で大きなものだ。
むかし、何かの本で読んだが、人間の人生でのストレス負荷で大きいものの順位があったが、その中でも「転勤」は上位に食い込んでいた。
他には、「死別」とか「病気」とか「災害」なんてのもあって、なかなか、笑えない事実である。
置いていく仕事もしなきゃいけないし、これから始まる仕事も覚えなきゃいけない。そういう「二重の負荷」に、今、苦しんでいる。
そういう個人的状況があるにもかかわらず、他人は、送別会だの歓迎会だのを開いてくれてしまうので、自動的に、自分の時間は、いっさい「無い」ことになる。
また、大きな山が、私の前に立ちふさがっている・・・。
また、この大きな山を越えなきゃいけないと思うと、死んでしまいたくなる。
でも、他人は、そんなことお構い無く、このかたちんばに、いろいろな要求をしてくるのだ。
もはや、40を前にした男に、世間の風は冷たい。
サルトルでは無いが「地獄とは、他人のことだ」(「出口なし」より)とでも言いたくなる。
***
当時、高校受験を控えた1981年暮れから、クロスオーバーイレブンが、孤独な自分の友になった。
1982年、もう既に、受験は始まっていたかと思うが、FM雑誌の番組表をめくっていて、自分が録音した日が出てきた。
1982年1月12日 火曜日 23:15~55の放送
①ティム・ブレイク 宇宙の燈台 6:49
②ウルトラボックス ニュー・ヨーロピアンズ 4:00
③カーズ i`m not the one 4:16
④タンジェリン・ドリーム exit 5:33
⑤カーズ a dream away 5:45
⑥ティム・ブレイク 天啓 7:43
(ナレーター:横内正)
当時、エアチェックしたのは、①②③のみ。
それは、今もカセットで残っている。
◆①⑥のティム・ブレイクは、元タンジェリン・ドリームのヒトです。
でも、この人のCDは見たことが無い。入手困難で、ネットで調べても、その糸口すら見つからない。レコードもかなり貴重だと思います。
①の「宇宙の燈台」は、このクロスオーバーイレブンでは定番、というか、よくかかりました。
◆②は、1981年にサントリーのウィスキーのCMで使われ、私も衝撃を受けた「ニュー・ヨーロピアンズ」。これが、元で、ウルトラヴォックスは、日本で認知され、来日を果たします。当時、イギリスのニュー・ロマンティックスのムーヴメントの立役者であり、その中心、トップを走っていた。
ニュー・ヨーロピアンズ=新欧州人。なんてステキなタイトルなんでしょうか。
◆③のカーズは、その後、MTVにも登場して、ヒットメーカーになりますが、この1981~1982年の時点では、まだニュー・ウェイブのイメージが強かった。ロックの領域の範疇ではあったが、シンセを多用していたところが斬新で、かつ、ポップだった。「シェイク・イット・アップ」という81年11月にリリースされたアルバムからの名曲が「i`m not the one」。
◆④のタンジェリン・ドリームの「exit」は、とにかく名盤の「exit」より。
これまた、クロスオーバーイレブンには、ほんとに度々かかった定番。
ミュージックマガジンでも、ヨーロッパ盤担当の山岸伸一さんが、1981年のベストアルバムTOP10でも選んでいた。
ヨーロッパ、そして当時のロシアの暗さを表現したイメージが、すごい。実にその陰鬱さがカッコイイ。これは、私もこの後、レコードで買っって聴き狂った。
タンジェリン・ドリームは、このアルバムからポップな志向に転換していく。その境目のアルバムとも言える。
しかし、自分の中で、法則があったが、なぜかクロスオーバーイレブンは、火曜日に、ニュー・ウェイブ系がかかっていた。いっさいそんなことは、どこにも書いていないのだが・・。
>私は、インターネットという公開性あるおおやけの場所で、堂々と自閉したい。
これ、面白い表現ですね。
私はmixiで自分のみっともない日常を
日記という形で晒してますが
ギャラリーがいる場合
日記の内容は
どうしてもフィルターを通さなくてはなりません。
そのフィルターを通す作業も
自分の精神が落ちすぎると
できなくなってしまう…。
人間とは、なかなか弱い生き物ですね。
>40を前にした男に、世間の風は冷たい。
私も実感しております。
年を重ねれば重ねるほど
生きていくには辛いことが増えますね。
自分も毎日世間の辛さに押し潰されそうです。
でも、
自殺したり
ドロップアウトするような勇気もないので
日々打ちひしがれながら生きていくしかない…。
かたちんばさんの日記を拝見すると
その苦悩を共有できる気がします。
力強く励まされることがなくても
かたちんばさんも
打ちひしがれながらも生きている。
だったら
ボクもなんとか生きていけるかも…と思えます。
音楽の方のツッコミも少々(^^;
ティム・ブレイクは元タンジェリンではなく
元ゴングですね。
しかしながら、
ティム・ブレイクは初期のタンジェリン・ドリームを
好んでいたようです。
世間的に評価の低い
シュメーリング在籍時のタンジェリン、
ボクは好きです。
"EXIT"とであったのは
間違いなくクロスオーバー・イレブンでした。
最近は歌モノを聴く元気がなくて
タンジェリンとかヴァンゲリス(特に『流氷源』)を
聴いてます。
…辛い…。
でも、まさしく「うちひしがれても生きていく」しかないですね。
僕の大好きなジョン。・ライドンのコトバ「20年間風邪を引きっぱなしだけど、ショーは明日も続くんだよ」を思い出しました。
ティム・ブレイクは、そうだったんですね。
すっかり間違っていることに、この歳で気づきました、ガーン!
でも『流氷源』って不思議なジャケットですよね。
僕は、「反射率0.39」が好きです。
『炎のランナー』や『ブレードランナー』以前に
カール・セーガン博士でVangelisを知ったクチなので…(^^;
今日もパニックになると
先送り体質が招いたピンチで
YENレーベルです(大泣き)
情けない…こんな自分が…情けない!
私も今日もパニックでしたが、乗り越えるのです!
「反射率0.39」は知らない間に聴いているヒト多いと思います。