6月17日は、最近"目覚めた?"ヨガに京都府八幡市に鎮座される石清水八幡宮へ。
9時に手水舎の前に集合の後、神職さまのご案内で境内を巡ります。
6月は一年の折り返しの月で、日本の神社では「茅の輪くぐり」が行われます。
日々の生活の中で枯れてきた気「けがれ」を元に戻し、知らぬ間に犯してしまった過ち「罪」を祓い清める神事です。
その際に人型の紙に「けがれ」を移し、「水無月の夏越の祓する人は 千歳の命 延ぶといふなり」の和歌を唱えながら"茅の輪"をくぐります。
次に本殿に"正式参拝"、、、心が引き締まります。
その後、神職さまのご案内で国宝の社殿を巡ります。
現在の社殿は徳川三代将軍家光公が寄進したもので、ご本殿を囲んでいる彫刻も左甚五郎作と伝わる見事なものです。
西側には「目抜きの猿」の彫刻があります。
余りの出来の良さに猿が夜な夜な抜け出し"悪さ"をする為、右目に釘が打たれたそうです。
織田信長寄進の"黄金の戸湯"です。
"尾張の大うつけ"と酷評された信長ですが、史実は"常識的な"戦国大名だったようです。
(社殿内は撮影禁止なので掲載の写真は石清水八幡宮HPからお借りしました。)
社務所横にある石庭です。
明治から昭和にかけて活躍された名作庭家の重森三玲の庭です。
境内には多くの石燈籠が奉納されていますが、こちらの石庭にある石燈籠は鎌倉時代のもので唯一、国の重要文化財に指定されています。
ご本殿の周りには多くの摂社・末社がお祀りされています。
北西方向は"鬼門"と呼ばれ邪気が入る方角とされています。
石清水八幡宮でも石垣の角を無くした"鬼門封じ"の仕掛けが施されています。
織田信長が築いた社殿を囲む土塀です。
瓦の層を何重にも施す事で強度を増しています。
現在の土塀も当時の土塀で400年以上、風雪に耐えています。
境内を一通り見学し、ヨガの会場の"清峯殿"へ。
研修室や宿泊施設のある立派な施設ですが、コロナの流行以来、宿泊施設としては使われていないそうです。
会場は畳敷きの部屋で窓からは眩いばかりの"新緑"が、、、こんないい環境の中でヨガが出来る幸福感を感じます。
マミさんの親切で分かりやすいご指導で僕の様な年齢でも何とかなっています。
「形は崩れていてもいいです!大切なのは集中する事です。」
この言葉に何度も勇気づけられます。
約1時間のヨガ、、、心地よい疲労感と満足感、、、、充実した時間を過ごす事が出来ました。
男山の北側には展望台があり、京都市内を南側から見渡す事が出来ます。
次は7月1日、宇治市にある萬福寺でのヨガです。
美味しい煎茶も楽しみです。