5月27日は、久しぶりに将軍塚青龍殿に来ました。
午前中に智積院でヨガ教室があり、車で来ていたので公共交通機関の無い将軍塚に来ました。
「青龍殿」は大正天皇即位を記念して、「大日本武徳会京都支部武徳殿」として北野天満宮前に建立された大型の木造建築物を平成26年(1914)に現在地に移築した建物です。
戦後、京都府に移管され「平安道場」として使われていましたが老朽化が進み解体の危機に瀕していたのを青蓮院門跡が譲り受け移築されたものです。
ご本尊は国宝「青不動明王ニ童子像」で平安時代中期の作とされ、仏教絵画の最高傑作のひとつとされています。
一千年もの間、平安時代の絵画が大切に守り伝えられてきた事に驚きを覚えます。
秘仏中の秘仏で、平成21年(2009)に初めて公開され、「青龍殿」が竣工した平成26年(2014)と公開と過去に2回しか公開された事はありません。
平安遷都の際、桓武天皇が築かせた由緒ある「将軍塚」が現存しています。
「青龍殿」移築と同時に「大舞台」も新設され、京都市内を一望する事が出来ます。
「青龍殿」北側の奥殿に国宝「青不動明王ニ童子像」が安置されています。
普段は精巧に模写された複製がお祀りされています。
「青龍殿」の竣工と同時に日本庭園が作庭され、10年以上経過し随分と落ち着いてきた印象です。
8月16日の五山の送り火には最初に点火される大文字以外の4カ所を観賞出来る絶好のロケーションでもあります。
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