京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

禅ヨガx阿字観(智積院)

2023年06月06日 07時20分00秒 | 日記
 5月27日は、東山七条にある真言宗智山派の総本山「智積院」に来ました。







最近始めたヨガのイベントが本堂の地下の会場であり参加させて頂きました。(2回目)

年齢的にキツい運動はダメなのでヨガならば、、、と始めましたが、これが自分に合っていたのか?なかなか気持ちいい運動なのです。







きちんとヨガの基本ポーズを取らないといけないと思っていましたが、インストラクターのマミ先生は「決して無理はしない様に、形は崩れてもいいので、呼吸に集中して、、」とのご指導もあり、僕でも何とかなっている、、、そんな自分のレベルです。

約1時間のヨガの後には身体の体幹が良くなっている様に感じ、非常に爽やか気分と心地良い疲労感を感じます。

会場正面には弘法大師空海が宇宙の中心とされた大日如来坐像が、両脇には胎蔵界曼荼羅図、金剛界曼荼羅図の両界曼荼羅がお祀りされています。

休憩を挟み、次に"仏さまと出会う瞑想-「阿字観」体験です。

智積院で毎年10月に行われる「観月会」の時にも「阿字観」体験がありますが、講堂内の限られたスペースで多くの人がおられるので"短縮バージョン"で行われます。

会場の入口で塗香(ずこう)で心身を清めて会場に入ります。

お坊さまのご指導でお勤めの経文を唱和し、"清浄体操"で身を清め、呼吸を整えます。







円形の座布団にお尻を半分程載せ、足は結跏趺坐または半跏趺坐に組み、手は法界定印を結びます。

目は半眼にし、目の前の阿字本尊さまを見て月輪(がちりん)、蓮華、阿字の形と色と徳を充分に感じながら瞑想に入ります。

弘法大師空海が考えられた瞑想法では無いそうですが、大師のお考えに通じる"密教の瞑想"です。

弘法大師が開かれた高野山にある多くのお寺でも盛んに行われています。

今年は弘法大師空海が讃岐国(今の香川県)にお生まれになって1250年の記念の年です。
高野山金剛峯寺の本坊仏間の弘法大師像が公開されるなど真言宗のお寺では様々な行事が行われまず。

弘法大師空海の法脈を継なぐ真言宗智山派総本山・智積院での貴重な体験でした。

弘法大師は高野山奥の院で入定されていますが、今も生きておられ国家の安寧を祈り続けておられます。

大師の究極の理想は「即身成仏」だった事から、現在でも朝と夕方には食事が供せられています。







昼食は智積院会館内にある「智積院茶寮 桔梗」で「湯葉とろセット」を頂きました。

湯葉自体に味は感じませんが、出汁の効いた餡かけになると非常に美味しくなります。









本堂の裏には"紫陽花園"が広がり、咲き始めた紫陽花の花が境内に映えています。