京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

新緑の建仁寺 潮音庭

2019年05月11日 14時57分23秒 | 日記
5月8日の午前中は、久しぶりに建仁寺を訪ねました。



建仁寺の中庭「潮音庭」は知る人ぞ知る紅葉の名所です。北山安夫さんが復元監修管理されている庭園です。
日当たりの関係でしょうか?色づきは遅いです。
例年12月に入ってから色づきます。
紅葉🍁の名所=新緑の名所でもあるわけですね!







潮音庭は四方どちらから見ても鑑賞出来るように作庭されています。
やはり三尊石を正面にし、大書院の「風神雷神図屏風」をバックにした眺めが一番バランスよく見えます。

大書院では昨年の秋に書家の金澤翔子さんが揮毫された「拈華微笑」(ねんげみしょう)の書が展示されています。





こちらは建仁寺の代名詞 国宝「龍神雷神図屏風」からの揮毫で常設展示されています。



建仁寺で毎年、秋に個展をされていて毎年伺っていますが、去年は行けませんでした。彼女の書を見るのは勿論ですが、何より彼女の作品から元気を頂けるのが楽しみであり、また、ダウン症の彼女をここまで育てられたお母様にお会いするのも楽しみのひとつです。(彼女は数年前から一人暮らしをされています。)

法堂の天井画「双龍図」で小泉淳作さんの力作です。二匹の龍が描かれているのはこちら建仁寺の法堂だけです。


春季 京都非公開文化財特別公開⑦ 泉涌寺

2019年05月11日 06時40分18秒 | 日記
5月6日の最終は泉涌寺です。3月6日にも舎利殿の公開時に来ています。なぜ?と思われる事でしょう。







理由は歴代の天皇の御位牌をお祀りする霊明殿がどうやら今後しばらくは公開されないようなのです。
前回の舎利殿にお参りした際、本坊で受付のお坊さまにお尋ねしたところ、今の執事長が公開に消極的な方で、暫くは公開がないとのお話でした。





霊明殿内部は、内陣、中陣、外陣と分かれており、さらに内陣には五室の御厨子が置かれ、四条天皇の御尊像、御位牌をはじめ、明治、大正、昭和の天皇・皇后の御真影、御位牌がお祀りされています。仏式のお堂ですが仏像が一体もないのが特徴です。

中央に昭和天皇の御位牌と御真影が、右側には香淳皇后の御位牌がお祀りされていますが暗くてよく見えませんでした。

泉涌寺の最奥に本坊があります。天皇皇族の御陵・霊明殿への参拝時の御休息所が「御座所」です。現在の御座所は旧「皇后御里御殿」を移築したもので、庭園も素晴らしく、春の新緑、秋の紅葉🍁も見応えのあるお庭です。





上の写真は御座所庭園で奥に見える建物が霊明殿です。







こちらの月輪御陵には四条天皇から任孝天皇までの歴代天皇が眠っておられます。
泉涌寺の西側には、御陵を管理する宮内庁の月輪陵墓監区事務所があります。

昨夜(5月9日)のNHKの「 英雄たちの選択」で江戸寛政期の光格天皇の事が取り上げられていました。時の老中 松平定信と真っ向から対立し、御所の紫宸殿、清涼殿を平安時代の古式に則った規模に再建するよう主張し、回廊も含め幕府に認めさせた天皇です。



春季 京都非公開文化財特別公開の記事は今回で終わりです。
今後
「京の夏の旅」「秋季 京都非公開文化財特別公開」へと続きます。