京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

アサヒビール大山崎山荘美術館「バーナード・リーチ」展

2019年05月10日 13時13分11秒 | 日記
4月27日の午前中は、アサヒビール大山崎山荘美術館の「バーナード・リーチ」展を鑑賞しました。






バーナード・リーチ(1887-1979)は、当初は画家を志していましたが日本で陶芸に出会い魅了されます。柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司らと親交があり、日本やイギリスの伝統的な作陶技法を取り込み昇華させた近代陶芸を代表するひとりです。

アサヒビール初代社長山本爲三郎は、生涯にわたりバーナード・リーチと親交を持ちました。今日の展覧会では山本家から寄贈された作品を中心にした展覧会です。

内部の写真は撮れないのでパンフレットを掲載します。





また、安藤忠雄さん設計の「地中の宝石箱」と名付けられた地中館での常設展示ではクローズ・モネの代表作「睡蓮」などを鑑賞することが出来ます。景観を失わないため、展示室を地下に埋め、アプローチはコンクリート打ちっ放しの安藤さんらしい素晴らしい展示室です。洋館、庭園と上手く共存し、また、周りの景観とも溶けあっている感じがします。





さらに、ロケーションの素晴らしさはこの美術館の最大の特徴ですね。洋館(本館)の各部屋が展示室になっており、吹抜けの階段スペース、暖炉、ステンドガラス、古時計、、、まさに山荘の雰囲気満載です。2階には喫茶室があり、屋内でも、また、テラス席でも、珈琲、紅茶、ケーキ、軽食を頂くことが出来ます。無論、この新緑の季節!テラス席ですよね!美味しい空気をいっぱいに吸い、風を感じ、新緑の緑に癒され、遠く八幡さまを遥拝しながら至福の時を過ごせます。









テラスの正面には八幡の男山が、南に目を向けると宝積寺の三重塔が見渡せます。



また、庭園も素晴らしく四季折々の花が咲いいます。









庭園の池には八重桜の花筏が出来ていて、季節の移ろいを感じます。

なお、阪急大山崎駅、JR山崎駅から送迎バスが出ています。

南山城の古寺⑦ 海住山寺 (重文 十一面観音立像)

2019年05月10日 05時52分02秒 | 日記
現光寺の素晴らしい十一面観音さまにお祀り後、こちら現光寺を管理されている海住山寺を訪ねます。



海住山寺のご由緒は、聖武天皇が恭仁京造営を始める6年前の天平7年(735)と伝わります。その後、火災に遭い伽藍の全てを失っています。
その後、70余年を経た承元2年(1208)笠置寺におられた解脱上人貞慶が移り住み、海住山寺として再興されました。





海住山寺のシンボル的存在五重塔は国宝に指定されており、貞慶の法灯を継いだ慈心上人覚真(藤原長房 1170-1243)が建保2年(1214)、解脱上人貞慶一周忌の供養の際に解脱上人が存命中に後鳥羽院から拝領していた東寺、唐招提寺の仏舎利を納めるために建立した塔です。





小さいながら容姿が美しいのと、心柱が初層で止められている点、裳階(もこし)が付けられている点が特徴です。

現在、本堂の屋根の葺き替え工事中ですが通常通り拝観できます。