京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

「龍安寺 知られざる魅力に迫る」

2019年05月22日 08時53分13秒 | 日記
今宮神社の門前であぶり餅を頂き、次の目的地の龍安寺に来ました。
こちらで「そうだ 京都、行こう。」のイベント"龍安寺の知られざる魅力に迫る"かあります。





龍安寺の学芸員で事務長もされている岩田さんのご案内で境内を巡ります。



龍安寺の境内は2万坪、これでもかつては1.5倍の境内地があったようで今まで妙心寺の塔頭のひとつだと思っていましたが別格本山的な存在だそうです。

昭和50年(1975)には、イギリスのエリザベス女王が訪問され、また、平成6年(1994)に世界文化遺産に登録されて外国人観光客や修学旅行生の拝観が凄いです!それもそのはず、清水寺、金閣寺、銀閣寺に継いで年間100万人の拝観者があるそうです。石庭の縁側には、いつも外国人観光客で占拠(?)されています。

鏡容池の周りを巡り、岩田さんから、今の方丈は寛改9年(1797)に塔頭の西源院の方丈を移築したもの、また塔頭の大珠院には真田幸村の墓があることを教えて頂きました。(非公開)幸村の墓については初めて知りました。





次は「西の庭」です。開山堂があり、細川勝元公の像がお祀りされていますが近く遠忌の法要があるために本堂に移されています。その本堂も近年に再建され、それまで重要な法要は方丈で行われていたそうです。

次に登山(?)で天皇陵を参拝します。こちらには"朱山七陵"と呼ばれる平安時代の三天皇と禎子内親王の陵墓があります。京都市内が一望できます。





最後に方丈の周りを巡り、茶室 蔵六庵の見学です。その手前にあるのが水戸光圀公寄進と伝わる"知足の手水鉢"です。こちらがオリジナルで方丈裏にあるのはレプリカです。







江戸時代に天明の大火で二条城そばにあった奉行所が消失してしまい、その際に奉行所に提出された境内地の図面の写しだそうです。
岩田さんが解説して下さいました。

17時に一般拝観が終わり、誰もいない方丈庭園を初めて経験しました。





そもそも、この石庭が何を意味するのか?
なぜ、全ての石が見えないように配置されているのか?

疑問は尽きない庭です。ただ、15個の石が配置されている事は"禅の教え"がなんらかの形で表現されているのでしょう。