京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

南山城の古寺(13) 橘諸兄公旧跡・山城国分寺跡、恭仁京跡

2019年05月13日 13時07分07秒 | 日記
5月7日の最終訪問地です。
まずは、橘諸兄旧跡です。橘諸兄は奈良時代の皇族・公卿で臣籍降下し橘宿禰を名乗り後に橘朝臣姓を名乗りました。
 
 
 
 
 
山城国分寺跡を訪ねました。
奈良時代には国ごとに官営の国分寺が建立され、それらの総本山が東大寺です。
今は、"山城国分寺"の碑と礎石だけが残る史跡公園となっています。
聖武天皇の御代は疫病や戦乱で世の中は乱れていました。そこで聖武天皇は、東大寺や興福寺などの仏教勢力の強い平城京を離れ、数度にわたり遷都を繰り返しています。そのひとつが恭仁京です。礎石からかっと七重塔が存在したと推定されています。
しかし、わずか4年で廃都となり、跡地が山城国分寺となったわけです。
 
 
 
すぐ近くには、聖武天皇が遷都した恭仁京跡が残ります。後方には海住山寺が建つ山々が連なり、前方には木津川が流れる風光明媚なところです。
 
 
 
 
 
 

南山城の古寺⑨ 正寿院(秘仏 十一面観世音)

2019年05月13日 06時32分08秒 | 日記
禅定寺を後にし、次にやって来たのが同じ宇治田原町にある正寿院です。





最近、若い女性に人気のお寺で「猪目窓」がインスタ映えするとかで、この日も山奥のお寺にもかかわらず拝観する方が多いです。





拝観料を払うと本堂に通され、お茶と干菓子を接待して下さいます。お茶の町 宇治田原町にあるので季節に応じたお茶を出して頂けます。
一服のお茶をいただき、仏様と向き合い、お庭を眺める、、、、まさしく至福のひとときですねー!





ご由緒については、高野山真言宗に属し、創建は800年ほど前と伝わります。

ご本尊さまは十一面観世音さまで50年に一度だけ開帳される秘仏です。
また、不動明王坐像は鎌倉時代の名仏師 快慶の作です。







「猪目窓」がある部屋の天井は花天井で複数の画家の方々が6年の歳月を費やして描いたそうです。
四隅には四神が描かれていて、この部屋のみならず、お寺そのものをお守りしているようです。
(四神とは、東-青龍、西-白虎、南-朱雀、北-白虎の神獣のことです。)












7月からは「風鈴まつり」が行われ、名物の風鈴トンネルや全国47都道府県のご当地風鈴が大集合するイベントです。



風鈴の起源は、お寺の本堂や塔の屋根の四隅に吊るされいる"風鐸"と言われており、もともと仏教との関係が深かったわけです。