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京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

南山城の古寺(11) 笠置寺(磨崖仏 弥勒菩薩)

2019年05月17日 20時33分27秒 | 日記
この日の最後の拝観は笠置寺です。今まで南山城を何度か巡っていますが、何故かタイミングが合わず今回が初めての拝観となりました。

細い山道を随分と登ります。ナビを設定していましたが「こんな山奥にホントに笠置寺あるの?」って感じです。

小学校の宿泊研修で来ていますが山登りと木津川で水遊びをした記憶しかありません。





事前に電話で拝観受付時間を尋ねていましたので15:50頃に着きましたが、受付の方が待っていて下さいました。







笠置寺のご本尊さまは巨岩に刻まれた弥勒菩薩の磨崖仏です。風化が進んでいて肉眼では確認することはできません。



復元された絵があり、立派な弥勒菩薩だったことがわかります。

日本では古来より大岩や巨岩に神や仏が宿ると考えられてきた歴史があります。

神社の中には山そのものが御神体であったり、山中にある巨岩に神が降臨した、、など山や大岩、巨岩そのものが信仰の対象になってきました。









受付でお願いしていた御朱印を受け取り、山城国分寺跡・恭仁京跡に向いました。




神護寺「虫払定」と新緑の三尾を歩く

2019年05月17日 13時19分16秒 | 日記
5月4日は、表題のJR東海「そうだ 京都、行こう。」のオリジナルイベントに参加しました。
ガイドはいつもの(?)吉村晋也さんです。

まずは世界文化遺産の「高山寺」からです。5月5日の記事に中之島香雪美術館での「明恵の夢と高山寺」展に詳しく書いているので、よろしかったらご覧下さい。











好天にも恵まれ新緑の鮮やかさが印象的でした。
だだ、真下を周山街道が通っており、クルマの音が気になるところですねー。
また、昨年9月の台風21号の被害が大きく開山堂などがある上のエリアには行けませんでした。



次に西明寺です。山号を槇尾山といい真言宗大覚寺派に属する寺院です。







弘法大師の甥の智泉大徳が弘法大師の命で神護寺の別院として創建しました。今の本堂はじめ伽藍の多くは江戸元禄期に桂昌院により寄進されたものです。

智泉大徳は、弘法大師の十大弟子のひとりで空海が唐に渡ったときにも同行しています。
天長2年2月14日に高野山東南院で37才の若さで亡くなります。
弘法大師は非常に悲しまれ「悲しいかな 悲しいかな、、、」の有名な文章「亡弟子智泉が為の達噺文」が性霊集に収められています。





ご本尊さまは運慶作と伝わる清涼寺式釈迦如来立像です。



最後に高雄山神護寺です。

ご由緒については由緒書をご覧ください。







GWのこの時期に寺宝の虫干しをかねた「虫払定」が本坊書院にて行われます。

教科書にも載っているあの「源 頼朝」の似絵もガラスもなしに数十センチの至近距離で見ることができます。
最近の博物館や美術館で流行りのイヤホンガイドが採用されており解説を聞きながら鑑賞する事が出来ます。



仁王門を借景に取り込んだ庭園も美しいです。