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「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

「道徳」展

2009年11月08日 | 極私的ベスト5
ぼくは彼らがすごく好きで、彼らと喋っているときが今の自分にとって本当に楽しい時間なんですけれども、彼らは作品もいいと思っています。まだ20才くらいなんですけれど、38才のぼくにとってはその間の年代を抜かして(快快とか好きな作家も一杯いますけど、もちろん)、彼らにシンパシーと未来(テン年代!)を感じている昨今です。平川恒太と高田冬彦、タイトルが「道徳」って????まあ、彼らより年長の作家では絶対つけないタイトルですよね。なんちゅうか、愚かしいほどに率直なテーマ性、だからこそ骨太な未来が垣間見えのかもしれないですよ~(ぼくのおしゃべりもありますが、高田君のパフォーマンス見てみて下さい!きっと、なんか、やることでしょう!)

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人類の大いなる希望、未来、平和といったテーマを理想的に表現し続ける画家、平川恒太。対していじめやエログロといったネガティブなテーマを偏執的なパフォーマンスで表現する高田冬彦。今回「道徳」というキーワードのもと、正反対にも見える二人の作家がぶつかりあいます。
会期中には、平川恒太の中学時代の恩師や、評論家の木村覚氏もお呼びし、道徳と芸術と未来について広く考えます。
11/22のレセプションではトークショーなども交え盛大に行いますので、たくさんのご来場心よりお待ちしております。


■平川恒太 1987年生まれ。多摩美術大学油画在籍。2008年群馬青年ビエンナーレ(群馬県立近代美術館)、「Curriculum Vitae」(ワダファインアー ツ)「人間、自然、社会」(lammfromm)他

■高田冬彦 1987年生まれ。東京造形大学デザイン科在籍。「強い子」(node)「hero」(ターナーギャラリー) 「via art 2009」(シンワアートミュージアム)


場所:ターナーギャラリー
    
会期:2009 11/18(水)~11/25(水)
時間:11:00~19:00

レセプション:11/22(日)17:00~21:00
トークショー:11/22(日)
   第1部:「現在の教育現場から」17:00~18:00
       ゲスト:渡辺祐子( 大戸小学校教頭)、 大原照光(埼大属中 教員)
   第2部:「アートから見る道徳」19:00~20:00      
  ゲスト:木村覚(美学研究者)

高田冬彦パフォーマンス:「LEAVE BRITNEY ALONE」
       11/22(日)18:00~19:00