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「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

4/3-4

2008年04月06日 | 演劇
4/4
三時の回で「非現実の王国で ダーガーの謎」を、シネマライズで見る。その後、庭劇団ペニノの稽古場へ訪問。来週金曜から始まる新作「苛々する大人の絵本」のリハーサルを拝見した。前回のはこぶね(青山のマンションの一室に作られた舞台空間)公演「小さなリンボのレストラン」に匹敵する奇怪な景色(あるいは庭)。役者の身振りもその頃のペニノにあったどくとくの「くせ」があらわれていて、反応する人はそれに強烈に反応してしまうことだろう。んー、演出家タニノクロウの脳の襞が舞台空間に具現化するみたいな、彼らの舞台の秘密がちょっとわかった気がした。タニノさんにはあらためてじっくりと話を聞かせてもらおうと思った。ぼくにとって、近年の小劇場系劇団の(中堅の)中で、もっとも今後の展開が楽しみな存在が庭劇団ペニノでして、演劇を根本から更新していくダイナミズムを感じているのだけれど(昨年の「野鴨」も本当に素晴らしかった!)、今回は、あえていえば、ペインティングではなくドローイングみたいなところがあり、その生々しい手さばきを堪能するのがいまからすごい楽しみなのだ。

wonderlandでかいた庭劇団ペニノ評を紹介しておきます。
「アンダーグラウンド」の舞台評

4/3
入学式。たいそう忙しい。